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2018年04月02日

くちびるの会 「逃げぬれて、夜」 稽古場観覧レポート!

次世代芸術家・企画運営部の櫻井拓見です。
昨年の第8回演劇コンクールで、オーディエンス賞を受賞した、くちびるの会の受賞公演が4月19日から行われます。

鋭意稽古中の彼らの稽古場に訪れました。
この記事では、稽古場の様子とともに、公演の見どころをお伝えしていきたいと思います!




オーディエンス賞を受賞した前回のコンクール時の作品『プールサイドの砂とうた』では、専門審査員からの具体的な賛辞も含めて「脚本」に批評が集中していたように思います。

くちびるの会の作品は、山本タカさんによる戯曲が大きな柱となっているのかもしれません。





第8回演劇コンクールでの講評は左の写真をクリック!




今回も、山本さんの新作書き下ろし。
上演台本は既に脱稿されており、出演者のみなさんもシーンによっては台本を離して稽古にのぞんでいました。

(以下、たたんでいます)






ひとつひとつのセリフの意味、シーンの状況設定を丁寧にほどいていきつつ、まずは作品の全体像を、出演俳優とともに改めて「知って」いこうとする山本さんの演出方法は、以前の作品を見学させていただいた時と同じ印象。

演出の山本さんを中心に、出演者、演出助手、制作の皆さんが頭を使って稽古をすすめているのが伝わってきます。




今回の作品『逃げぬれて、夜』の上演台本を拝読いたしました。

具体的な地名や固有名詞とともに、超個人的な妄想や体験が反映されている、独特なストーリーと構成です。
コンクール時の作品とは質感がやや違いますが、これぞ本来の「くちびるの会」なのか、ある種の開放感を感じました。

登場人物たちのやり取りやセリフも、心なしか突き抜けていて、聞いていて気持ちいい!




台本を読ませていただきながら、【ファンタジー】という単語がひとつのキーワードとして私には残りました。
作中だけでなく、演出の山本さん自身の言葉の中にもうかがえるキーワードです。

稽古後の山本さんに「くちびるの会における【ファンタジー】」について聞いてみたところ、
「【寓話】と【ファンタジー】の違い」からお話をいただきました。
今回の作品は、全てがフィクションとして提示されるような【寓話】ではなく、「いかに現実と地続きであるか」を意識した【ファンタジー】である、とのことです。

身近な題材をモチーフとしながら、一筋縄ではいかない「くちびるの会流・ファンタジー」。
山本さんの挑戦がどう結実していくのか、たのしみな作品です。
ぜひぜひ、ナマの舞台で確認してみてください!

くちびるの会 第5弾 『逃げぬれて、夜』
第8回せんがわ劇場演劇コンクール・オーディエンス賞受賞公演公演詳細→ここをクリック!



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