2020年10月20日
演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇ディレクター柏木俊彦】
「せんがわ劇場 演劇コンクールの変遷」
せんがわ劇場 演劇コンクールは、2010年より毎年開催され、2019年には第10回を迎えました。
2020年、第11回に向けて新たな一歩と踏み出そうとした矢先、新型コロナウイルス感染拡大の防止により外出自粛・移動の自粛などが求められ、残念ながら第11回の開催は延期を余儀なくされました。
この機会に、簡単ながら、せんがわ劇場 演劇コンクールの成り立ちから現在までを振り返ってみたいと思います。
■ 第1回~第4回は、テーマ設定や課題作品あり。
・第1回 テーマ「いのち」/課題作品:水木しげる著『ねずみ男の冒険』(ちくま文庫)の3作品(「神変 方丈記」「幸福の甘き香り」「空想石」)中からひとつ選択
・第2回 テーマ「テーマFC東京 ~FC東京のある“まち”~」
・第3回 テーマ「宇宙~宇宙とともに生きる未来~」
・第4回 テーマ「作品の中に調布関連の素材を取り入れる」
■ 第5回から、コンセプトが変容。劇場と舞台芸術活動者との関わり、育成支援の色合いが濃くなる。
・演劇創造の基礎力、表現力、制作力、将来性はもちろん、「公共劇場で才能を伸ばしたい!」「地域に深く関わって演劇活動をしたい!」
・ このコンクールは、単に劇団の優劣を競うものではなく、せんがわ劇場による舞台芸術活動者の育成支援プログラムの出発点として行います。
■ 第7回から、キャッチフレーズが追加。第8回からは、アドバイザー・企画監修として徳永京子氏が参加。
・第7回/第8回 キャッチフレーズ「東京の片隅から、演劇の未来が生まれる。」
・第9回/第10回 キャッチフレーズ「コンクールの先を考えたコンクール」
全10回の変遷をたどると、せんがわ劇場 演劇コンクールのコンセプトやテーマは、時代、流行、風俗、価値観等によって更新されていることに気付きます。
■ そして、2021年に延期された第11回。
・コンセプトは「出会い」≒コミュニケーション
・「講評」を、さらに厚く、かつ丁寧にお届け。
企画や運営についても、初代芸術監督のペーター・ゲスナー氏から、演劇コーディネーターの末永明彦氏、演劇ディレクターチーム、そして、現在は次世代に引き継ぎが行われています。
このような視点からも、せんがわ劇場 演劇コンクールも楽しんで頂けると嬉しく思います。
今、舞台芸術、公共劇場に求められているものを大切にしながら、地域の方々と歩みを共にし、出会いが紡がれていくことを期待しています。
せんがわ劇場演劇ディレクターチーム
ディレクター 柏木俊彦
演出家・俳優。木野花ドラマスタジオを経て、2010年に第0楽章を設立、代表と演出を担う。2011年、横浜SAACリバイバル・チャレンジ#5に選出。同年、日本演出者協会「若手演出家コンクール2011」優秀賞。2012年、京都舞台芸術協会プロデュース2012「演出家コンペティション」最優秀演出家。近年は、地域プロジェクト・海外プロジェクトに、演出、俳優、企画運営などで参加多数。また、教育機関・福祉施設でのワークショップ等でも進行役、企画運営など多岐に渡り活動。かなっくホール レジデントアーティスト。日本演出者協会 副事務局長。
せんがわ劇場 演劇コンクールは、2010年より毎年開催され、2019年には第10回を迎えました。
2020年、第11回に向けて新たな一歩と踏み出そうとした矢先、新型コロナウイルス感染拡大の防止により外出自粛・移動の自粛などが求められ、残念ながら第11回の開催は延期を余儀なくされました。
この機会に、簡単ながら、せんがわ劇場 演劇コンクールの成り立ちから現在までを振り返ってみたいと思います。
■ 第1回~第4回は、テーマ設定や課題作品あり。
・第1回 テーマ「いのち」/課題作品:水木しげる著『ねずみ男の冒険』(ちくま文庫)の3作品(「神変 方丈記」「幸福の甘き香り」「空想石」)中からひとつ選択
・第2回 テーマ「テーマFC東京 ~FC東京のある“まち”~」
・第3回 テーマ「宇宙~宇宙とともに生きる未来~」
・第4回 テーマ「作品の中に調布関連の素材を取り入れる」
■ 第5回から、コンセプトが変容。劇場と舞台芸術活動者との関わり、育成支援の色合いが濃くなる。
・演劇創造の基礎力、表現力、制作力、将来性はもちろん、「公共劇場で才能を伸ばしたい!」「地域に深く関わって演劇活動をしたい!」
・ このコンクールは、単に劇団の優劣を競うものではなく、せんがわ劇場による舞台芸術活動者の育成支援プログラムの出発点として行います。
■ 第7回から、キャッチフレーズが追加。第8回からは、アドバイザー・企画監修として徳永京子氏が参加。
・第7回/第8回 キャッチフレーズ「東京の片隅から、演劇の未来が生まれる。」
・第9回/第10回 キャッチフレーズ「コンクールの先を考えたコンクール」
全10回の変遷をたどると、せんがわ劇場 演劇コンクールのコンセプトやテーマは、時代、流行、風俗、価値観等によって更新されていることに気付きます。
■ そして、2021年に延期された第11回。
・コンセプトは「出会い」≒コミュニケーション
・「講評」を、さらに厚く、かつ丁寧にお届け。
企画や運営についても、初代芸術監督のペーター・ゲスナー氏から、演劇コーディネーターの末永明彦氏、演劇ディレクターチーム、そして、現在は次世代に引き継ぎが行われています。
このような視点からも、せんがわ劇場 演劇コンクールも楽しんで頂けると嬉しく思います。
今、舞台芸術、公共劇場に求められているものを大切にしながら、地域の方々と歩みを共にし、出会いが紡がれていくことを期待しています。
せんがわ劇場演劇ディレクターチーム
ディレクター 柏木俊彦
演出家・俳優。木野花ドラマスタジオを経て、2010年に第0楽章を設立、代表と演出を担う。2011年、横浜SAACリバイバル・チャレンジ#5に選出。同年、日本演出者協会「若手演出家コンクール2011」優秀賞。2012年、京都舞台芸術協会プロデュース2012「演出家コンペティション」最優秀演出家。近年は、地域プロジェクト・海外プロジェクトに、演出、俳優、企画運営などで参加多数。また、教育機関・福祉施設でのワークショップ等でも進行役、企画運営など多岐に渡り活動。かなっくホール レジデントアーティスト。日本演出者協会 副事務局長。
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第10回せんがわ劇場演劇コンクール・オーディエンス賞受賞公演【世界劇団】「天は蒼く燃えているか」≪稽古場レポート≫
受賞者インタビュー(3) 公社流体力学 太田日曜さん(グランプリ・俳優賞)
受賞者インタビュー(2) 公社流体力学 太田日曜さん(グランプリ・俳優賞)
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