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2020年10月20日

演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇チーフディレクター佐川大輔】

「公共劇場が主催し、一緒に仕事をするアーティストを探す」

コロナ禍の今、より社会に演劇が必要な理由、そして、劇場に人が集う意義が問われています。
演劇は不要不急の論理から言えば不必要になってしまいます。
だからこそ、私たち演劇人は「社会と繋がること」を考え、演劇の必要性をどう理解してもらうべきかを模索する必要がでてきました。

私が公共劇場に関わることになったきっかけは、このせんがわ劇場演劇コンクールでした。
このコンクールは「公共劇場が主催し、一緒に仕事をするアーティストを探す」という希少なものです。

今、このせんがわ劇場は、演劇ディレクターチームというチーム制で、演劇事業の企画運営をしています。
このディレクターチームの4名は、全員がコンクール出身者です。

そして、私たち以外にも過去10回のコンクール出身者を中心とした40名規模のDELという演劇人グループもあります。

演劇や劇場が生きる糧として地域に必要であるということを証明し、認知してもらう。
それを、公共劇場と一緒に考える。
今はそんな大いなる実験をしているのです。

この実験の仲間になってくれる人、そして、僕らの後を継いでくれる人。
それらの人々が集う切っ掛けとなるのが、このコンクールなのです。
多くの志ある演劇人に参加してほしいと思っています。




せんがわ劇場演劇ディレクターチーム
チーフディレクター 佐川大輔


演出家、俳優、ワークショップファシリテーター。THEATRE MOMENTS主宰。日本演出者協会国際部部長。劇団俳優座養成所へ入所後、フランス、ロシアなど海外の演出家に師事し、劇団を発足。第4回せんがわ劇場演劇コンクールにおいて、グランプリ、演出賞、オーディエンス賞を受賞。近年は中国、マレーシアなどへ招聘され、国際派劇団として活動の幅を広げている。また、学校での表現教育や、高校演劇全国大会の審査員など、青少年の演劇教育普及にも力を入れている。  


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    2020年10月20日

    演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇ディレクター柏木俊彦】

    「せんがわ劇場 演劇コンクールの変遷」

    せんがわ劇場 演劇コンクールは、2010年より毎年開催され、2019年には第10回を迎えました。
    2020年、第11回に向けて新たな一歩と踏み出そうとした矢先、新型コロナウイルス感染拡大の防止により外出自粛・移動の自粛などが求められ、残念ながら第11回の開催は延期を余儀なくされました。

    この機会に、簡単ながら、せんがわ劇場 演劇コンクールの成り立ちから現在までを振り返ってみたいと思います。

    ■ 第1回~第4回は、テーマ設定や課題作品あり。
    ・第1回 テーマ「いのち」/課題作品:水木しげる著『ねずみ男の冒険』(ちくま文庫)の3作品(「神変 方丈記」「幸福の甘き香り」「空想石」)中からひとつ選択
    ・第2回 テーマ「テーマFC東京 ~FC東京のある“まち”~」
    ・第3回 テーマ「宇宙~宇宙とともに生きる未来~」
    ・第4回 テーマ「作品の中に調布関連の素材を取り入れる」



    ■ 第5回から、コンセプトが変容。劇場と舞台芸術活動者との関わり、育成支援の色合いが濃くなる。
    ・演劇創造の基礎力、表現力、制作力、将来性はもちろん、「公共劇場で才能を伸ばしたい!」「地域に深く関わって演劇活動をしたい!」
    ・ このコンクールは、単に劇団の優劣を競うものではなく、せんがわ劇場による舞台芸術活動者の育成支援プログラムの出発点として行います。



    ■ 第7回から、キャッチフレーズが追加。第8回からは、アドバイザー・企画監修として徳永京子氏が参加。
    ・第7回/第8回 キャッチフレーズ「東京の片隅から、演劇の未来が生まれる。」
    ・第9回/第10回 キャッチフレーズ「コンクールの先を考えたコンクール」

    全10回の変遷をたどると、せんがわ劇場 演劇コンクールのコンセプトやテーマは、時代、流行、風俗、価値観等によって更新されていることに気付きます。

     

    ■ そして、2021年に延期された第11回。
    ・コンセプトは「出会い」≒コミュニケーション
    ・「講評」を、さらに厚く、かつ丁寧にお届け。

    企画や運営についても、初代芸術監督のペーター・ゲスナー氏から、演劇コーディネーターの末永明彦氏、演劇ディレクターチーム、そして、現在は次世代に引き継ぎが行われています。

    このような視点からも、せんがわ劇場 演劇コンクールも楽しんで頂けると嬉しく思います。
    今、舞台芸術、公共劇場に求められているものを大切にしながら、地域の方々と歩みを共にし、出会いが紡がれていくことを期待しています。





    せんがわ劇場演劇ディレクターチーム
    ディレクター 柏木俊彦

    演出家・俳優。木野花ドラマスタジオを経て、2010年に第0楽章を設立、代表と演出を担う。2011年、横浜SAACリバイバル・チャレンジ#5に選出。同年、日本演出者協会「若手演出家コンクール2011」優秀賞。2012年、京都舞台芸術協会プロデュース2012「演出家コンペティション」最優秀演出家。近年は、地域プロジェクト・海外プロジェクトに、演出、俳優、企画運営などで参加多数。また、教育機関・福祉施設でのワークショップ等でも進行役、企画運営など多岐に渡り活動。かなっくホール レジデントアーティスト。日本演出者協会 副事務局長。  


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    2020年10月20日

    演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇ディレクター桒原秀一】

    「コンセプトは『つなぐ』」

    総合演出と実演リーディングの演出をさせていただいております。桒原秀一と申します。
    全体の見どころとしては『つなぐ』というコンセプトを元にプログラムを構成致しました。
    『つなぐ』というのは、物理的な距離だったり、失った時間であったり、これから作る時間だったり・・・。
    いいも悪いも、コロナというものは沢山の事を意識させていますが、同時に沢山のズレの様な物も感じます。そのズレも今回繋ぎ直して、次に向けての原動力になればと僅かながら感じております。

    オンラインリーディングをコトリ会議の皆さんに上演していただくのですが、LIVEで大阪と東京を繋ぎ、オンラインでリーディングをお届けする。という試みを行います。本当に何が起こるか分からない状況ですはありますが、その時、その場所、その状況。遠くにいる彼らと劇場をつなぐ景色がきっとあると思っております。無事に上演出来るよう御声援お願い致します。

    映像作品では、第11回コンクールの審査員を務めてくださるムーチョ村松さんに映像を作っていただきました。コンクールの参加者の皆さんにご協力をいただいたのですが、本来なかなか共に作品をつくる機会の無い者同士が、この企画を通じて共に創作をしていくような喜びを感じ、また新しい出会いを作る現場の面白さや大切さを感じる機会となりました。

    実演でのリーディングは、稽古期間わずか1回での上演となります。本来積み上げて完成されたものをお届けするというような面白さは勿論あると思いますが、今回は俳優が言葉とそして共演者と出会った瞬間を楽しんでいただければと思います。

    お時間に余裕ございましたら、是非劇場に足をお運びください。お待ちしております。





    せんがわ劇場演劇ディレクターチーム
    ディレクター 桒原秀一


    脚本家・演出家。11代目市川海老蔵に師事。成田屋での勤務の後、「JAPLIN」を旗揚げ。同団体の主宰を務める。子供ミュージカルを始め、各種イベントでの演出。CMシナリオなど、幅広い分野で活動中。都内の小学校・中学校にて演技指導や、ファシリテーターとしてコミュニケーションWSなどを行う。日本演出者協会広報部部長・せんがわ劇場演劇ディレクター・スターライズ所属。  


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    2020年10月20日

    演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇ディレクター櫻井拓見】

    「渾然一体の企画」

    第10回の節目を迎え、第11回へ、というところで不測の事態に見舞われたせんがわ劇場演劇コンクール。

    「10回やったんだから、一度落ち着いてこれからの事を考えろ」っていう天からの声だと思って、コンクール出身の次世代の方々が今後の演劇コンクールのあり方について定期的なミーティングを行なっています。

    また、
    「10回やったんだから、一度落ち着いてこれまでの事を振り返れ」っていう天からの声も聞こえた気がしたので、このスピンオフ企画が生まれました。

    今年は演劇界全体にとっても不測の事態。
    オンラインツールによる上演形態が急速に試みられ、新しいモノと古いモノが渾然一体となり、わくわくしたりあたふたしたり。

    そんな渾然一体となった演劇界の状況を反映させたかのような企画となりました。
    なかでも注目すべきは、ムーチョ村松さんによる映像作品。
    出演していただいたのは、新旧の演劇コンクール出身者。新しい者と旧い者。
    この映像は演劇と呼べるのか?本来なら、呼べるはずない。でもいまや、そうでもないかもしれない。
    そんな渾然一体感をそのまま体現したかのようなこの企画、どうぞご注目ください。




    せんがわ劇場演劇ディレクターチーム
    ディレクター 櫻井拓見

    演出家・劇作家・俳優。chon-muop主宰。立教大学文学部教育学科在学中に演劇教育に触れる。福岡市文化芸術振興財団主催の演出家コンペティション『一つの戯曲からの創作をとおして語ろうvol.6』ファイナリスト。調布市せんがわ劇場演劇ディレクター。絵本を使ったワークショップ集団「えぽんず」での活動のほか、白百合女子大学、東京芸術劇場などでのワークショップ講師、ファシリテーターとしても多数展開。  


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