2015年10月20日
受賞者インタビュー(5) chon-muop・鈴木燦さん(演技賞)

―それでは、演劇コンクール演技賞おめでとうございます。
鈴木 ありがとうございます。
―お芝居をやって何年くらいですか?
鈴木 高校の演劇部からで、気づいたら20年くらいやってます。その割には発展してませんが。
―櫻井さんとはどんなつながりで?
鈴木 演劇周りのつながりにつながりで知り合いまして、飲み会に何回か参加するっていうのを何年かしていて、その内誘われたしだいです。
―今回が初めてですか?
鈴木 いえ、初めて出たのがいつだったか忘れましたが、ここ5年以内だったと思います。
―櫻井さんの演出は慣れていらっしゃるんですね。
鈴木 そうですね。多分3回はご一緒していますので。
―今回の役について聞かせてください。
鈴木 裏設定がいろいろありまして。裏設定は大体伝わっていないんですが、私自身の立ち位置としては、chon-muopさんがやった「出口なし」という芝居を見て、その直後に世界中に一人しか残っていないという状態になってしまったという設定です。それは何が起こってそうなってしまったかというのは想像しだいなんですけれど。
―では3人の登場人物の後ろにいたっていうのは地球上に誰もいなくなって、一人しか残っていなかった?
鈴木 一人しかいないっていう予定でしたので、様々なことの中で直近で見たお芝居のことを思い出しながらという、設定上はそういうところで一人でしゃべっているということです。
―他の3人は目に見えてない?
鈴木 想像上の人であるので、途中で誰も居ない状態の中で白昼夢みたいに現れたりってことはあるんですけれど、(3人は)基本的には居ない人です。
―そういう役回りなんですね。
鈴木 そうですね。見ててわからなかったかも知れませんが。
―今回のセットの中でサンプラーが組み込まれているんですか?
鈴木 サンプラー自体はなくてマイクだけが入ってまして、それを音響さんがサンプラーで加工して操作しています。
―そういう風にやっていたんですね。あそこでやっているんだと思っていましたが。
鈴木 私ではなくて音響さんがやっています。
―今回の芝居で回りの方たちと全く違う世界ですから、アンサンブルという形ではあまり絡まないと思うんですけど、でもある程度はアンサンブルとして作られているんですか?
鈴木 やはり同じ空間の中でそれぞれが違う地平に入るんですが、多少影響し合っています。僕側からとしては時々居ないはずの人が現れてくるっていう、わかりづらい演技をしていましたが。
―演劇コンクールの場合、演技賞は個人に贈られるものなんですが、今回は劇団ということで贈られています。チームで演技賞を受賞したということに関してはいかがですか?
鈴木 やっぱり良かったです。演技ひとつにしても一緒に出ている方々と、後演出、音響、照明がすべて組み合わさって演技自体も上っていくところってのがあるので、チームで取れるのがベストだと思います。特に今回最初の3名の方で1回お芝居を作って、そこに(自分の役が)今回新たに付け加えられたので、しかも同じ地平にいないという状態で合わせてアンサンブルも含めて評価していただけたのがすごく良かったなと思ってます。
―いる次元が違うんですよね。
鈴木 でも4人一体になって見えたのであれば良かったなって思います。
―やりがいとしては非常にあったんではないですか?
鈴木 とてもやりがいはありましたね。やはり講評を聞いていると自分が目指していたところまではどうしてもいけなかったけれど、それなりの所までは行けたのかなって思います。
―アンサンブル的な部分が非常に良くて、賞のきっかけになったんではないかなって思ってますが、初め3名の中に鈴木さんの役がひとつ入って構築しなおしたっていう感じなんですよね。櫻井さんの演出の印象を。
鈴木 櫻井さんは、基本的にはしっかり構築できる力がある人だと思いますが、自分が思い描いて構築できるところ以上の所、不確定要素となる部分、それが完成を未完成にさせる可能性もあるんですが、今思い浮かぶこと以上のことにトライしていこうという姿勢があるので、そこはすごく好きです。
―今後の予定としてはまたお芝居に。
鈴木 私自身はまだまだ続けていきますけど、とりあえずは8月にお芝居に出ます。その後に10月に富士見市で芝居をやります。
―最後にせんがわ劇場では初めてですか?
鈴木 2回か3回出ています。前にリクーズルームという劇団で一度使わせていただいたことがあります。せんがわ劇場は基本的にもっと小さいところでやることが多いんですが、割とやっていて空間として遠すぎないので悪くないと思います。
―どうもありがとうございました。

■鈴木燦
1994年、劇団口遊階級旗揚げより参加。以後2003年の解散まで俳優として在籍。 その後フリーとなり、chon-muop、ケシュハモニウム、リクウズルーム、えぽんず、田上パル、モモンガ・コンプレックス、月刊口遊、ワワフラミンゴ、朗読コブラ、五反田団、ままごと、FUKAI PRODUCE羽衣、等に出演。 俳優以外にも、詩人等として活動。web等にて展開している「鈴木日記」はライフワークとし、演劇的音楽的要素を取り入れた朗読会も年一回ペースで行っている。
■chon-muop
2005年活動開始。櫻井拓見、澁谷橙、たけうちみずゑの三名で構成。
団体名(チョンモップ)は、とある国に棲息する「いいにおいがする動物」の名前から。漂うにおいのように、外の世界へとにじみ出し、記憶の深淵と結びついていくことを願って。
■主な作品:
『神変 方丈記』(2010年 調布市せんがわ劇場・第1回せんがわ劇場演劇コンクール参加作品)
『うすあかりの国』(2013年 RAFT・NPO法人らふと主催「文学+−×÷」第一弾公演)
『出口なし』(2015年 d-倉庫・die pratze主催サルトル「出口なし」フェスティバル参加作品)
写真撮影:青二才晃(せんがわ劇場市民サポーター)
鈴木 演劇周りのつながりにつながりで知り合いまして、飲み会に何回か参加するっていうのを何年かしていて、その内誘われたしだいです。
―今回が初めてですか?
鈴木 いえ、初めて出たのがいつだったか忘れましたが、ここ5年以内だったと思います。
―櫻井さんの演出は慣れていらっしゃるんですね。
鈴木 そうですね。多分3回はご一緒していますので。
―今回の役について聞かせてください。
鈴木 裏設定がいろいろありまして。裏設定は大体伝わっていないんですが、私自身の立ち位置としては、chon-muopさんがやった「出口なし」という芝居を見て、その直後に世界中に一人しか残っていないという状態になってしまったという設定です。それは何が起こってそうなってしまったかというのは想像しだいなんですけれど。
―では3人の登場人物の後ろにいたっていうのは地球上に誰もいなくなって、一人しか残っていなかった?
鈴木 一人しかいないっていう予定でしたので、様々なことの中で直近で見たお芝居のことを思い出しながらという、設定上はそういうところで一人でしゃべっているということです。
―他の3人は目に見えてない?
鈴木 想像上の人であるので、途中で誰も居ない状態の中で白昼夢みたいに現れたりってことはあるんですけれど、(3人は)基本的には居ない人です。
―そういう役回りなんですね。
鈴木 そうですね。見ててわからなかったかも知れませんが。
―今回のセットの中でサンプラーが組み込まれているんですか?
鈴木 サンプラー自体はなくてマイクだけが入ってまして、それを音響さんがサンプラーで加工して操作しています。
―そういう風にやっていたんですね。あそこでやっているんだと思っていましたが。
鈴木 私ではなくて音響さんがやっています。
―今回の芝居で回りの方たちと全く違う世界ですから、アンサンブルという形ではあまり絡まないと思うんですけど、でもある程度はアンサンブルとして作られているんですか?
鈴木 やはり同じ空間の中でそれぞれが違う地平に入るんですが、多少影響し合っています。僕側からとしては時々居ないはずの人が現れてくるっていう、わかりづらい演技をしていましたが。
―演劇コンクールの場合、演技賞は個人に贈られるものなんですが、今回は劇団ということで贈られています。チームで演技賞を受賞したということに関してはいかがですか?
鈴木 やっぱり良かったです。演技ひとつにしても一緒に出ている方々と、後演出、音響、照明がすべて組み合わさって演技自体も上っていくところってのがあるので、チームで取れるのがベストだと思います。特に今回最初の3名の方で1回お芝居を作って、そこに(自分の役が)今回新たに付け加えられたので、しかも同じ地平にいないという状態で合わせてアンサンブルも含めて評価していただけたのがすごく良かったなと思ってます。
―いる次元が違うんですよね。
鈴木 でも4人一体になって見えたのであれば良かったなって思います。
―やりがいとしては非常にあったんではないですか?
鈴木 とてもやりがいはありましたね。やはり講評を聞いていると自分が目指していたところまではどうしてもいけなかったけれど、それなりの所までは行けたのかなって思います。
―アンサンブル的な部分が非常に良くて、賞のきっかけになったんではないかなって思ってますが、初め3名の中に鈴木さんの役がひとつ入って構築しなおしたっていう感じなんですよね。櫻井さんの演出の印象を。
鈴木 櫻井さんは、基本的にはしっかり構築できる力がある人だと思いますが、自分が思い描いて構築できるところ以上の所、不確定要素となる部分、それが完成を未完成にさせる可能性もあるんですが、今思い浮かぶこと以上のことにトライしていこうという姿勢があるので、そこはすごく好きです。
―今後の予定としてはまたお芝居に。
鈴木 私自身はまだまだ続けていきますけど、とりあえずは8月にお芝居に出ます。その後に10月に富士見市で芝居をやります。
―最後にせんがわ劇場では初めてですか?
鈴木 2回か3回出ています。前にリクーズルームという劇団で一度使わせていただいたことがあります。せんがわ劇場は基本的にもっと小さいところでやることが多いんですが、割とやっていて空間として遠すぎないので悪くないと思います。
―どうもありがとうございました。

■鈴木燦
1994年、劇団口遊階級旗揚げより参加。以後2003年の解散まで俳優として在籍。 その後フリーとなり、chon-muop、ケシュハモニウム、リクウズルーム、えぽんず、田上パル、モモンガ・コンプレックス、月刊口遊、ワワフラミンゴ、朗読コブラ、五反田団、ままごと、FUKAI PRODUCE羽衣、等に出演。 俳優以外にも、詩人等として活動。web等にて展開している「鈴木日記」はライフワークとし、演劇的音楽的要素を取り入れた朗読会も年一回ペースで行っている。
■chon-muop
2005年活動開始。櫻井拓見、澁谷橙、たけうちみずゑの三名で構成。
団体名(チョンモップ)は、とある国に棲息する「いいにおいがする動物」の名前から。漂うにおいのように、外の世界へとにじみ出し、記憶の深淵と結びついていくことを願って。
■主な作品:
『神変 方丈記』(2010年 調布市せんがわ劇場・第1回せんがわ劇場演劇コンクール参加作品)
『うすあかりの国』(2013年 RAFT・NPO法人らふと主催「文学+−×÷」第一弾公演)
『出口なし』(2015年 d-倉庫・die pratze主催サルトル「出口なし」フェスティバル参加作品)
写真撮影:青二才晃(せんがわ劇場市民サポーター)
演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇チーフディレクター佐川大輔】
演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇ディレクター櫻井拓見】
演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇ディレクター柏木俊彦】
演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇ディレクター桒原秀一】
第10回せんがわ劇場演劇コンクール・オーディエンス賞受賞公演【世界劇団】「天は蒼く燃えているか」≪稽古場レポート≫
受賞者インタビュー(3) 公社流体力学 太田日曜さん(グランプリ・俳優賞)
演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇ディレクター櫻井拓見】
演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇ディレクター柏木俊彦】
演劇コンクールスピンオフ企画「映像と生で楽しむリーディング」に向けて 【せんがわ劇場演劇ディレクター桒原秀一】
第10回せんがわ劇場演劇コンクール・オーディエンス賞受賞公演【世界劇団】「天は蒼く燃えているか」≪稽古場レポート≫
受賞者インタビュー(3) 公社流体力学 太田日曜さん(グランプリ・俳優賞)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。