2018年01月22日
サンデー・マティネ・コンサートVol.190 <童謡・唱歌 その謎にせまる!>

子どもの頃から聴いたり歌ったりしてきた、なじみ深い童謡や唱歌。
そんなよく知っている歌の、知らなかった裏話をたくさん聞けた1時間でした。
今日のお客様はぜひ、ご家族やお友達にこの薀蓄を披露して自慢してくださいね。
スタッフHとしましても初耳のお話ばかりでしたが、なかでも「荒城の月」に滝廉太郎の原曲バージョンと、山田耕作の編曲バージョンがあるのは驚きでした。
問題になった部分のメロディは2種類とも知っていましたが、それは自分がうろ覚えのせいだと思っていたのです。学校でどちらを習ったのかはすっかり忘れてしまいました。作られた時の時代背景、作詞家・作曲家の個人的な思い、時にはつらいお話もあったりしますが、親しみやすく美しい詩や曲に昇華して、現代まで受け継がれているんですね。
今回の、桐朋学園芸術短期大学女声アンサンブルの合唱アレンジもとても素敵でした。
今年は日本の童謡が生まれて100年の記念すべき年なのだそうです。
たくさん、日本の歌を聴きましょう!
終演後インタビューは、興味深いお話をたくさんしてくださった、松井康司先生です。
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2018年01月08日
サンデー・マティネ・コンサートVol.189<新春・オルガンコンサート>

2018年最初のサンマチは、移動できるパイプオルガン、ポジティフオルガンを取り上げました。コンサートでは、大木麻理さんによる素敵な演奏と共に、終演後は楽器の見学なども。とても充実した1時間でした!ありがとうございました!
新年早々、広報スタッフH体調不良のため欠席・・・で、大木さんのインタビューはお休みになってしまいました。申し訳ありません。
終演後のオルガンの椅子・・・と大木麻理さんの写真をアップします。

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2017年12月27日
サンデー・マティネ・コンサートVol.188 <クリスマス・コンサート~ アイリッシュ・ハープにのせて~>

毎年この時期にはクリスマスコンサートと題してお届けしていますが、今年はまさにクリスマスイブ当日!に開催することになりました。現在上演中の「シンデレラ」の真っ白なセットの中でのコンサートです。
出演は寺本圭佑さん(アイリッシュ・ハープ)。寺本さんには、2013年12月のvol.116にも出演していただいていて、4年ぶりとなります。
現在使用している楽器はすべて自作!堅い木、柔らかい木、素材もいろいろで、音色も違ってくるのだそうです。今回は、通常サイズのものを1台と、ミニミニサイズのものも1台お持ちくださいました。写真もアップしますので、ご覧ください。もう本当に小さい!



さてアイリッシュ・ハープには大きく2種類があって、よく見るのは「ネオ・アイリッシュ・ハープ」とも呼ばれガット弦・ナイロン弦が使われているもの。寺本さんが演奏なさるのは、金属弦を使った伝統的なものです。音色の違いはもちろん、残響が長いのも特徴で、音が混じるのを避けるために、前の音を止めながら次の音を出すなどの技術もあるそうです。
決して音量の大きい楽器ではないため、音楽が始まると、お客さまも自然と集中して聴き入る雰囲気に。クリスマス曲もプログラムされていたのですが、キラキラ華やかなクリスマスとは一味違う、静かで、心が洗われるようなひと時でした。
今年のサンマチはこれで終了。次回は年明けになります。
みなさま、よいお年を!

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2017年12月04日
サンデー・マティネ・コンサートVol.187 <木管五重奏コンサート >

出演は、安藤 与夢(フルート)、宮尾 安紀子(オーボエ)、山内 利紗(クラリネット)、佐藤 千明(ホルン)、守屋 有紀(ファゴット)の皆さんでした!
木管五重奏は、クラシックのアンサンブルとしてはスタンダードな組み合わせなのに、意外にも、サンマチで木管五重奏を取り上げるのは初めて!どうしてなんでしょうか・・・?
せんがわ劇場では、サンマチのほかにも、いろいろな音楽プログラムを行っています。そちらでは何回も木管五重奏が登場していたので「やったことがない」というイメージが、音楽担当スタッフにも、音楽コーディネーターの先生方にもなかったんですね~!全員でびっくりしてしまいました。
満を持してお届けした今回は、サウンド・オブ・ミュージックやガーシュウィンなど、親しみやすい名曲を取りそろえたラインナップ。楽器紹介も交え、充実のコンサートでした。
全員桐朋出身者ということで、久しぶりの仙川トーク。ランチでご愛用のお店には、ラーメン二郎、ローカル・インディア、ばかたれ、島忠フードコート、アンカーヒアー、李記担々麺食堂などがあがりました。皆さん若いだけに、しっかり食べられるお店が人気でしょうか。
終演後のインタビューをアップしました。どうぞご覧ください!
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2017年12月02日
【サンデー・マティネ・コンサートPlus+ vol.14】
インタビュー映像アップ!
野口千代光 さんと 高橋多佳子 さんに、終演後にお話を伺った映像をアップしました!
野口さんと高橋さんは、どちらもせんがわ劇場からほど近いところで、ご近所同士。
コンサート中も、ヨーロッパの名曲の世界にひきこまれるような、珠玉の演奏を聴かせてくださる一方、
途中のお話では、近所のスーパーで打合せをしたなどの裏話が次々と。
ヨーロッパと仙川を行き来する、グローバルな(?)コンサートでした。
意外にも、これまで組んだことのなかったお二人ですが、これを機に、もっと聴かせていただけるといいですね。
もちろん、せんがわ劇場 でもぜひ!
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野口千代光 さんと 高橋多佳子 さんに、終演後にお話を伺った映像をアップしました!
野口さんと高橋さんは、どちらもせんがわ劇場からほど近いところで、ご近所同士。
コンサート中も、ヨーロッパの名曲の世界にひきこまれるような、珠玉の演奏を聴かせてくださる一方、
途中のお話では、近所のスーパーで打合せをしたなどの裏話が次々と。
ヨーロッパと仙川を行き来する、グローバルな(?)コンサートでした。
意外にも、これまで組んだことのなかったお二人ですが、これを機に、もっと聴かせていただけるといいですね。
もちろん、せんがわ劇場 でもぜひ!
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2017年11月10日
せんがわ劇場サンデー・マティネ・コンサートVol.186 <バンドネオン・コンサート >

出演は、仁詩(hitoshi)さんでした!
アルゼンチン・タンゴの回などでは登場したことのあるバンドネオンですが、ソロでは初めて、ということもあり、楽器そのものの説明もたっぷりしてくださいました。
アルゼンチン・タンゴのメイン楽器でありながら、生まれたのがドイツだったとは!(バンドさんが考案したのでバンドネオン)民族音楽に用いられる楽器の発祥が違う国なのは、非常に珍しいとか。(唯一?)
蛇腹部分は「ベロ(bellows)」と言うのですが、「アコーディオンカーテン」のせい?で、蛇腹=アコーディオンと理解している人が多いという話では、お客さまも「なるほど~」となりました。
音階のボタン配置は、オクターブと関係なくまったく不規則で、しかも蛇腹を広げる時と縮める時で音が違うという難解さ!
アルゼンチンタンゴ独特の節回しを簡単に弾けるようになっている一方、簡単なことが超難しいんですとおっしゃっていました。
映像の中で、実際に音階を弾いていただいたので、ぜひご覧ください。
ダイナミックさと同時に、バンドネオンならではの繊細な表現も堪能したコンサートでした!
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2017年10月16日
せんがわ劇場サンデー・マティネ・コンサートVol.185 <未来のホープコンサート vol.21>

今回のホープはヴァイオリンの吉江 美桜さん。
今年はせんがわ劇場と縁があって、サンマチ178<ちょっとそこまで音楽世界旅行(ドイツ編)~音楽家 クララ・シューマン>の回、ファミリー音楽プログラム「子どものための演奏会入門」に続いて3回目の出演ですが、満を持して、主役での登場です。
伴奏を務められたピアノの佐藤 勝重さんは、吉江さんの副科ピアノを高校生~大学2年まで5年間指導なさっているそうです。この機会にピアノをお願いできて嬉しかった、と笑顔の吉江さんでした。
演奏途中のMCでは、久々の仙川トーク。お昼をよく食べる店のひとつに、お二人ともラーメンを挙げていたのですが、吉江さんがこってり派の「ばかたれ」、佐藤さんがあっさり派の「めでた屋」。どちらも劇場の近くの人気店ですね。
今回の曲目は、吉江さんが自分の大好きな曲を選んだものの、ピアノの難しい曲ばかりになってしまってすみません、とお話されていましたが、もちろん佐藤さんには何の問題もなく、吉江さんは佐藤さんに支えられて、モーツァルトやシュトラウスの世界を自在に飛び回っているようでした!
雨の中でも満員になった今回のサンデー・マティネ・コンサート。ご来場のお客さま、ありがとうございました!
終演後のインタビューがちょっと、ピンボケ気味になったのはひとえにスタッフHの未熟です。もうしわけありません・・・
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2017年10月03日
受賞者インタビュー(5) Spacenotblank 中澤陽さん(グランプリ)

改めてグランプリ受賞、おめでとうございます。今回グランプリと聞いていかがでしたでしょうか。
中澤 最初にこのコンクールに応募した時は、「言葉」を使った作品をやろうというのだけが前提にありました。
またコンクールのキャッチコピーにある「賞だけじゃない」っていうことも含めて、これまでの作品も基本的には作品を新しい観客に見てもらうことに価値を感じていて、明確に賞を取るために作品を作っている感覚がなかったので、最初聞いた時には純粋に驚きました。
みんなは喜んでくれていたのですが、僕は、「あ、そうなんだ」という感じでフラットな感情で受け取ってしまいました。
グランプリを受賞したことだけではなく、審査員や新しい観客の方々に見ていただいて、ひとつの舞台作品として価値のあるものとして評価して頂いたということに対して、すごく嬉しく思っています。
演劇コンクールは前からご存知でしたか?
中澤 ダンス界隈でスズキ拓朗さんのお名前はよく拝見するのですが、スズキさんが過去にこのコンクールで受賞されたということをどこかで聞いた程度でした。毎年やっているということは知りませんでした。
今回4団体くらいが身体表現を用いた表現方法だったんですが、どんな印象をもたれましたか。
中澤 個人的には良いんじゃないかなと思います。演劇っていってもピナ・バウシュ(※1)のタンツ・テアターのようにダンスでもあり演劇でもあるっていうジャンルもあれば、野田秀樹さん(※2)のフィジカルシアター(※3)とかもありますし、身体表現を強く用いたものが多いってことに関しては、良いことかなと思います。
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2017年10月03日
受賞者インタビュー(4) くちびるの会 山本タカさん(オーディエンス賞)

このたびはオーディエンス賞の受賞、おめでとうございます。実感のほどはいかがでしょう。
山本 コンクール自体が一日で仕込んでバラしてというものだったので、(賞を)もらった時も実感がなくて、夜、座組みのみんなと飲んだときにじわじわ実感がわいてきました。それから他の現場に行って時「おめでとう」って言ってもらえることもあって、みんなに知ってもらっているんだなと、だんだん嬉しく思っています。
今回の作品に関しては、どんなところを見てほしかったですか。
山本 僕の中では、「みんな生きている」、「生きなきゃならない」ということがテーマで作品を書いて演出をしていました。
大きな事件や事故があった時は、当事者たちも、周りにもすごい衝撃が走る。その時は、目の前が真っ暗になったり、どうしていいのか、これから生きていけるのか、みたいなことを思ったりするけれど、でもやっぱり人間って生きていくんだと思います。生きるために、自分の中で処理していく。そうしなくちゃならない。
抽象的になってしまいますが、そういうことが描けたらと思っていました。観た人には、人の生きている姿が伝われば思います。
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2017年10月03日
受賞者インタビュー(3) HOLIDAYS 深堀絵梨さん(演出家賞)

演出家賞おめでとうございます。演劇コンクールはいかがでしたか?
深堀 ありがとうございます。
コンクールは初めて出たんですが、他の団体も観られてすごく刺激になりました。3団体観ましたが、同じ場所で同じ条件でやるっていうときに、この人たちはこうするんだなぁということが特に面白かったです。
気持ちとしては、演出家賞自体は嬉しいですけれど、やっぱり悔しいですね。グランプリ取れなくて。でも2週間くらい経って今は演出家賞頂けてよかったなって思っています。ある意味でグランプリよりも、良かったかなって思いました。
それは作家・演出家としての自分としてですか。
深堀 そうですね。自分の演出を認められたことは嬉しいです。
今回の作品は私と出演者と、音楽家と照明家それぞれが意見を出し合って作ってるので、その総合評価がグランプリだと思ったんです。演出家賞っていう個人賞になったのでみんなに対して悪いというか。ものすごく協力してくれてたから、できればグランプリでみんな評価されたいなって思っていたんですね。そこが悔しいところでした。
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