2016年12月23日
サンデー・マティネ・コンサートVol.169 <コントラバス・クインテット> 終演後インタビュー
今回は「弦楽五重奏」ではありますが、弦楽器の中では最も低音域で、一般的にはベースラインを奏でることの多いコントラバスばかりが5台集まった、コントラバス・クインテット(五重奏)。大変珍しいコンサートをお楽しみいただきました。
結成して初めてのコンサートだったという、DBB コントラバスクインテットのみなさんのうち、瀬戸槙之介さん、森田麻友美さん、牛島みずきさんにお話を伺いました。(下川朗さん、安田文さんのお二人は、次の予定が迫っているということで、残念ながら欠席)

記念写真は全員で!左から森田麻友美さん、下川朗さん、牛島みずきさん、瀬戸槙之介さん、安田文さん
―お疲れさまでした!まずはひとことずつコンサートの感想をお願いできますか?
牛島 楽しかった、としか言えないくらい楽しかったです。私たちは、ふだんはクラシックのコンサートがとても多くて、「真面目」という言い方は正しくないと思いますが、きちんと音楽を聴く! みたいな感じの演奏会が多いんです。
今回は、もちろん演奏を聴いていただくのが一番大事なんですが、視覚的にも、コントラバスが5台並ぶことは、やっぱりなかなかないですよね。出演の機会をくださった合田先生にも感謝ですし、メンバーにも感謝です。
弾いてる時は、むちゃくちゃに緊張していて、お酒飲まないとやっていけないわというくらいドキドキしてたんですけど、とても楽しかったです。緊張より楽しさが勝っていましたね。


舞台袖にコントラバスが並ぶと、いつもよりも狭く感じますね。
瀬戸 牛島さんがだいたい話してくれましたね(笑)。お客さまが皆さん温かいコンサートで、とてもやりやすかったです。本当に楽しかったです。
森田 この5人でちゃんとした演奏会をやるのは、実は初めてだったんです。音程も聞きづらいし、世間的にどう受け入れてくれるかなと思っていましたけど、お客さまが温かく受け止めてくださいました。
サンデー・マティネ・コンサートは、ポップなというか、肩に力を入れずに聴けるというコンセプトのコンサートだったので、こちらも固まらずにいられました。クラシックだとけっこう固まっちゃうんですけど、久しぶりに、音楽は楽しいなって思っちゃったくらいです。
結成して初めてのコンサートだったという、DBB コントラバスクインテットのみなさんのうち、瀬戸槙之介さん、森田麻友美さん、牛島みずきさんにお話を伺いました。(下川朗さん、安田文さんのお二人は、次の予定が迫っているということで、残念ながら欠席)

記念写真は全員で!左から森田麻友美さん、下川朗さん、牛島みずきさん、瀬戸槙之介さん、安田文さん
―お疲れさまでした!まずはひとことずつコンサートの感想をお願いできますか?
牛島 楽しかった、としか言えないくらい楽しかったです。私たちは、ふだんはクラシックのコンサートがとても多くて、「真面目」という言い方は正しくないと思いますが、きちんと音楽を聴く! みたいな感じの演奏会が多いんです。
今回は、もちろん演奏を聴いていただくのが一番大事なんですが、視覚的にも、コントラバスが5台並ぶことは、やっぱりなかなかないですよね。出演の機会をくださった合田先生にも感謝ですし、メンバーにも感謝です。
弾いてる時は、むちゃくちゃに緊張していて、お酒飲まないとやっていけないわというくらいドキドキしてたんですけど、とても楽しかったです。緊張より楽しさが勝っていましたね。


舞台袖にコントラバスが並ぶと、いつもよりも狭く感じますね。
瀬戸 牛島さんがだいたい話してくれましたね(笑)。お客さまが皆さん温かいコンサートで、とてもやりやすかったです。本当に楽しかったです。
森田 この5人でちゃんとした演奏会をやるのは、実は初めてだったんです。音程も聞きづらいし、世間的にどう受け入れてくれるかなと思っていましたけど、お客さまが温かく受け止めてくださいました。
サンデー・マティネ・コンサートは、ポップなというか、肩に力を入れずに聴けるというコンセプトのコンサートだったので、こちらも固まらずにいられました。クラシックだとけっこう固まっちゃうんですけど、久しぶりに、音楽は楽しいなって思っちゃったくらいです。
―DBBコントラバスクインテットは最近結成なさったそうですね?
全員 はい、今年度からです。
牛島 桐朋の学園祭で、もう一人違う人も入れてやったんですけど、その前にもう作ってたんだよね?
瀬戸 合わせをしたいなというので、みんなで廊下で弾いて遊んでたら、合田先生に声をかけていただいて、文化祭も出ようかという話になって、今に至る…。
森田 今日が、ひとつの到達点としての演奏会でした。その過程で学園祭があったという感じですね。
牛島 だから、ちゃんと私たちで演奏会をやったのは、今日が初めてなんです。
―デビューコンサートでもあったんですね。さて、コンサート中のお話では、最初はコントラバスをやるつもりではなかったのに…と皆さんおっしゃっていましたが、今は、コントラバス奏者として活躍なさっていますね。
皆さんにとってのコントラバスの魅力、コントラバスのここが一番好きというのはどんな点ですか?
(皆さんが答えを考えているところに、帰り支度をすませた下川さんが通りかかって)
下川 音ですね。バイオリンや、他の弦楽器とは全然違う音色(おんしょく)がして、キーっていういやな音が出ないのが好きですね。
全員 うまい!
―確かに、耳で聴くというより、おなかに直接届くというか、身体全体で聴いているような感覚がありました。
牛島 オーケストラなどでは、メロディをそんなに弾かない楽器なんですよ。たまにちらっと出てくるんですけど。その、二分音符とかを延ばしてる時に、ああコントラバスでよかったな、と感じる時がありますね。

通常の演奏風景ですね。

譜面台で隠れていますが、メロディで高い音を出すために、とても深い姿勢で弦の下の方を押さえているのがわかります!
森田 私もです。オーケストラで、コントラバスは簡単なリズムや音を弾いているように聞こえますが、この(支えの)上にバイオリンがいるんですよ。こう、手のひらで転がすみたいな感覚で…。だから、意外とオーケストラの主導権はコントラバスが握っているんです(笑)。メロディが一番目立っているから上と思いがちだけど、わりとコントラバスが一番上にいて。で、手のひらでどう転がすかという…
牛島 本当に縁の下の力持ちですよね。
瀬戸 バイオリンと比べて、やっている人口がそもそも少なくて、学校にも十何人しかいないので、やはりお互いの関係がいいというか、とても仲がいいんです。プロオケなどもそうだと思うんですけど、一緒にご飯食べに行ったりとか、こうやってアンサンブルをみんなでしたりっていうのが楽しく出来るので、小人数でみんな仲が良いというのはいいなって思います。
牛島 けっこう穏やかな人が多いです。穏やかというか、ぼーっとしてる人が多いんですよ。
森田 お互いを敵対視とかあまりしないですしね。
牛島 キビキビしている人も中にはいますけど、だいたい皆がおおらかというか、良い言い方だと「おおらか」、悪い言い方だと「適当」みたいな感じですね。
―さて、ミーハーな質問をします。ポップスやロックのバンドなどでは、低音域の楽器というのはモテるという話を聞くことがありますが、コントラバスはどうですか?
瀬戸 いや、わりと本当にない…
森田 (瀬戸さんをさして)いえ、でもやっぱりもてるんですよ、この人。ベース弾いてる姿に後輩がすごく…
牛島 かっこいいかっこいいって言っています。でも、なぜか(本人への)アピールはされないよね。
瀬戸 そうですね。
牛島 男性が弾いている姿はかっこよく見えるみたいです。女性が弾いていると、ちょっとね。
森田 マッチョな感じに見えちゃうんです…あんまり繊細な動きはしないから。でも男性はね。
牛島 モテモテです(笑)
瀬戸 そんなことはないです本当に(笑)
―楽器の話に戻りましょう(笑)。大きな楽器ですが、特に女性は移動など大変ではないですか?
牛島 慣れちゃうんですよね。どこでも行けます。エレベータがないところでも、階段何十段とかでも、普通に私は上げちゃいますよ。
森田 上げちゃいますよね。慣れちゃう。訓練なので。
瀬戸 左手の方が握力強かったりしますよね。
牛島 指の太さが全然違ったりします。

言葉の通り、左手の指の方が太いですね!
―コントラバスだけでアンサンブルをするには、やはりアレンジが必須になると思いますが、どなたが担当するんですか?
全員 全員で分担してやっています。
―DBBとしての次の演奏機会は決まっていないということでしたが、今後はどんなふうに活動をしていかれるんですか?
牛島 これからも(DBBを)続けていきたいですね。
森田 やりたい曲もまだいっぱいあって、弾きたい曲もまだたくさんあるので、
瀬戸 機会があれば、ぜひ。
森田 そう「機会があれば」なんですよね。私たちはいつでも準備ができているので、いつでもスタートダッシュできる状態です。
―では、今回のブログなどを読んでいただいて「来て欲しい、演奏会をして欲しい」という声がかかれば。
森田 機会が本当に欲しいです。
牛島 どこでも行きます
瀬戸 本当に。
森田 地方へも、どこでも行きます!
大きなコントラバスが5台並んだ風景も圧巻!でしたが、音程を取るのが難しい楽器で、見事にメロディを奏でる皆さんの演奏が素晴らしかったです。演奏会を企画している皆さま、ぜひ出演のリクエストをしてはいかがでしょうか?

どこへでも、準備は万端だそうです!
全員 はい、今年度からです。
牛島 桐朋の学園祭で、もう一人違う人も入れてやったんですけど、その前にもう作ってたんだよね?
瀬戸 合わせをしたいなというので、みんなで廊下で弾いて遊んでたら、合田先生に声をかけていただいて、文化祭も出ようかという話になって、今に至る…。
森田 今日が、ひとつの到達点としての演奏会でした。その過程で学園祭があったという感じですね。
牛島 だから、ちゃんと私たちで演奏会をやったのは、今日が初めてなんです。
―デビューコンサートでもあったんですね。さて、コンサート中のお話では、最初はコントラバスをやるつもりではなかったのに…と皆さんおっしゃっていましたが、今は、コントラバス奏者として活躍なさっていますね。
皆さんにとってのコントラバスの魅力、コントラバスのここが一番好きというのはどんな点ですか?
(皆さんが答えを考えているところに、帰り支度をすませた下川さんが通りかかって)
下川 音ですね。バイオリンや、他の弦楽器とは全然違う音色(おんしょく)がして、キーっていういやな音が出ないのが好きですね。
全員 うまい!
―確かに、耳で聴くというより、おなかに直接届くというか、身体全体で聴いているような感覚がありました。
牛島 オーケストラなどでは、メロディをそんなに弾かない楽器なんですよ。たまにちらっと出てくるんですけど。その、二分音符とかを延ばしてる時に、ああコントラバスでよかったな、と感じる時がありますね。

通常の演奏風景ですね。

譜面台で隠れていますが、メロディで高い音を出すために、とても深い姿勢で弦の下の方を押さえているのがわかります!
森田 私もです。オーケストラで、コントラバスは簡単なリズムや音を弾いているように聞こえますが、この(支えの)上にバイオリンがいるんですよ。こう、手のひらで転がすみたいな感覚で…。だから、意外とオーケストラの主導権はコントラバスが握っているんです(笑)。メロディが一番目立っているから上と思いがちだけど、わりとコントラバスが一番上にいて。で、手のひらでどう転がすかという…
牛島 本当に縁の下の力持ちですよね。
瀬戸 バイオリンと比べて、やっている人口がそもそも少なくて、学校にも十何人しかいないので、やはりお互いの関係がいいというか、とても仲がいいんです。プロオケなどもそうだと思うんですけど、一緒にご飯食べに行ったりとか、こうやってアンサンブルをみんなでしたりっていうのが楽しく出来るので、小人数でみんな仲が良いというのはいいなって思います。
牛島 けっこう穏やかな人が多いです。穏やかというか、ぼーっとしてる人が多いんですよ。
森田 お互いを敵対視とかあまりしないですしね。
牛島 キビキビしている人も中にはいますけど、だいたい皆がおおらかというか、良い言い方だと「おおらか」、悪い言い方だと「適当」みたいな感じですね。
―さて、ミーハーな質問をします。ポップスやロックのバンドなどでは、低音域の楽器というのはモテるという話を聞くことがありますが、コントラバスはどうですか?
瀬戸 いや、わりと本当にない…
森田 (瀬戸さんをさして)いえ、でもやっぱりもてるんですよ、この人。ベース弾いてる姿に後輩がすごく…
牛島 かっこいいかっこいいって言っています。でも、なぜか(本人への)アピールはされないよね。
瀬戸 そうですね。
牛島 男性が弾いている姿はかっこよく見えるみたいです。女性が弾いていると、ちょっとね。
森田 マッチョな感じに見えちゃうんです…あんまり繊細な動きはしないから。でも男性はね。
牛島 モテモテです(笑)
瀬戸 そんなことはないです本当に(笑)
―楽器の話に戻りましょう(笑)。大きな楽器ですが、特に女性は移動など大変ではないですか?
牛島 慣れちゃうんですよね。どこでも行けます。エレベータがないところでも、階段何十段とかでも、普通に私は上げちゃいますよ。
森田 上げちゃいますよね。慣れちゃう。訓練なので。
瀬戸 左手の方が握力強かったりしますよね。
牛島 指の太さが全然違ったりします。

言葉の通り、左手の指の方が太いですね!
―コントラバスだけでアンサンブルをするには、やはりアレンジが必須になると思いますが、どなたが担当するんですか?
全員 全員で分担してやっています。
―DBBとしての次の演奏機会は決まっていないということでしたが、今後はどんなふうに活動をしていかれるんですか?
牛島 これからも(DBBを)続けていきたいですね。
森田 やりたい曲もまだいっぱいあって、弾きたい曲もまだたくさんあるので、
瀬戸 機会があれば、ぜひ。
森田 そう「機会があれば」なんですよね。私たちはいつでも準備ができているので、いつでもスタートダッシュできる状態です。
―では、今回のブログなどを読んでいただいて「来て欲しい、演奏会をして欲しい」という声がかかれば。
森田 機会が本当に欲しいです。
牛島 どこでも行きます
瀬戸 本当に。
森田 地方へも、どこでも行きます!
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どこへでも、準備は万端だそうです!
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