2016年05月20日
サンデー・マティネ・コンサートVol.159 サクソフォン・クヮルテット 終演後インタビュー
サンデー・マティネ・コンサートVol.159はサクソフォン・クヮルテットをお届けしました。
サクソフォンはさまざまなジャンルの音楽で活躍する楽器なので、耳にすることは多いですが、サクソフォンだけのクラシカルな四重奏は、意外と聴くチャンスが少ないかもしれません。
一見、金管楽器のようでありながら、リードを使って音を出す木管楽器のグループに入るサクソフォン。ソプラノ・アルト・テナー・バリトン、それぞれの違いなどもご紹介いただきながら、サクソフォンの世界にたっぷりひたった時間でした。
終演後、OXASの皆さんにお話を伺いました。

左から、由井 平太さん(バリトン)、松澤 佐希子さん(アルト)、早瀬 圭一さん(ソプラノ)、村田 貴洋さん(テナー)
―お疲れ様でした!まずお一人ずつご感想をお聞かせいただけますか?
早瀬 私たちはいつも「お客さまに楽しんでいただく」というスタンスでやっているんですけれど、お客さまが演奏に対していろいろと反応してくださって、逆に私たちの方が楽しませてもらった、というのが、今回の演奏会で一番驚いた点ですね。
サクソフォンはさまざまなジャンルの音楽で活躍する楽器なので、耳にすることは多いですが、サクソフォンだけのクラシカルな四重奏は、意外と聴くチャンスが少ないかもしれません。
一見、金管楽器のようでありながら、リードを使って音を出す木管楽器のグループに入るサクソフォン。ソプラノ・アルト・テナー・バリトン、それぞれの違いなどもご紹介いただきながら、サクソフォンの世界にたっぷりひたった時間でした。
終演後、OXASの皆さんにお話を伺いました。

左から、由井 平太さん(バリトン)、松澤 佐希子さん(アルト)、早瀬 圭一さん(ソプラノ)、村田 貴洋さん(テナー)
―お疲れ様でした!まずお一人ずつご感想をお聞かせいただけますか?
早瀬 私たちはいつも「お客さまに楽しんでいただく」というスタンスでやっているんですけれど、お客さまが演奏に対していろいろと反応してくださって、逆に私たちの方が楽しませてもらった、というのが、今回の演奏会で一番驚いた点ですね。
村田 私も早瀬さんと一緒です。この演奏会はずっと続けていらっしゃると聞きましたが、(お客さまに)愛されている演奏会なのだなと感じて、その一員になれたことが嬉しかったです。
松澤 大きいところから小さいところまで、いろいろな場所で演奏しますが、ここはお客さまとの距離感が程よく、反応がダイレクトに伝わってくる感じで、私たちも勉強になる演奏会でした。本当にありがとうございました。
由井 アットホームな雰囲気で楽しく演奏させていただきました。僕は学生時代から含めると、仙川に関わって9年目なんですが、こうして仙川での演奏会に出演したのは初めてでした。仙川の皆さんとお近づきになれたことがとても嬉しかったです。
―先ほどコンサートの中で、皆さんソプラノからバリトンまで、すべての種類を演奏できるとおっしゃっていましたが、サクソフォン奏者は誰でもできるものなのですか?
早瀬 簡単に説明しますと、たとえば音楽大学などを受験するといった場合、一番基礎となるのはアルトサックスで、サックス奏者は誰でも吹けなくてはいけない、というふうになっています。そこから大学の授業でソプラノを吹いたりテナーを吹いたりして、卒業した後、皆さん自分の得意な楽器を専門にしていきます。
―違う音域のサクソフォンを複数所有することもあるんですか?
村田 ありますね。アルトは全員持っていて、その後、自分に向いている楽器を購入して、演奏家としてスタートを切ることが多いですから。それ以外にも、学生時代に「音色が好きだから」という理由で買うことも多いです。

各楽器の違いをお話ししているところ。「リード」の大きさを比べてみたいという合田先生のリクエストにこたえて、皆さん外して見せてくださいました!
―皆さんは、サクソフォンとはどこで出会ったのですか?
由井 中学ですね。
松澤 高校です。高校の吹奏楽部で始めました。
早瀬 私はアメリカで育ったんですが、アメリカではスポーツの試合の前に必ず国歌斉唱をするんですね。小学校2年の時、テレビでやっていたバスケットボールの試合で、サックスで国歌演奏をしているのを見て、かっこいい!と思って、それをきっかけに始めました。
村田 僕は、小学6年生くらいでしょうか。金色が好きだったからです。
―え?金色?色ですか?
早瀬 それは意外と多いです。
―それは、見た目で選ぶという意味ですか?
早瀬 そうです。見た目がかっこいいという。
村田 小学6年生のころ見ていた大河ドラマ「秀吉」で金色がたくさん出てきまして、それで金色が好きになって、修学旅行でも小判をお土産に買っていたりしたんです。その頃、やっていたピアノがちょうどある過程まで行き着いて、次に何をやろうかな、と思った時に、金色のサックスを吹いている、とてもいい先生に出会ったので、そのまま「金が好きだな、サックスをやろう」ということになりました。
―金管楽器はたいてい金色な気がしますけれども、先生と出会ったことが・・・
村田 そうです。先生と出会ったことが一番大きいですね。
由井 それで、(金管ではなく)木管楽器をチョイスしちゃったわけだ(笑)
村田さんの「色」というお返事に「オチ担当?」と一瞬びっくりしてしまいましたが、オチどころか、先生との出会いというすてきなお話でした。それに、何事も「かっこいい!」という感動はストレートで、がんばる力になるんですね。
皆さま、ありがとうございました!

【今週のせんがわトーク】
仙川ゆかりの音楽家にご出演いただいた回では必ずでてくるせんがわトーク。仙川でランチやお買い物で行きつけのお店、思い出のお店などを伺います。今回は?
早瀬・・・古い思い出ですが、商店街の2階でピザを食べた記憶が・・・(お客さまのアンケートで、神戸屋だったことが判明しました!教えてくださったお客さま、ありがとうございました)
村田・・・商店街の2階にあった、お好み焼き屋さんですね。残念ですが、もう閉店したみたいです。
由井・・・とんかつの一冨士、おそばの家族庵によく行きます。
松澤・・・演奏会などで桐朋学園に行くことが時々あって、終わってからみんなで行ったロイヤルホストが懐かしいですね。
松澤 大きいところから小さいところまで、いろいろな場所で演奏しますが、ここはお客さまとの距離感が程よく、反応がダイレクトに伝わってくる感じで、私たちも勉強になる演奏会でした。本当にありがとうございました。
由井 アットホームな雰囲気で楽しく演奏させていただきました。僕は学生時代から含めると、仙川に関わって9年目なんですが、こうして仙川での演奏会に出演したのは初めてでした。仙川の皆さんとお近づきになれたことがとても嬉しかったです。
―先ほどコンサートの中で、皆さんソプラノからバリトンまで、すべての種類を演奏できるとおっしゃっていましたが、サクソフォン奏者は誰でもできるものなのですか?
早瀬 簡単に説明しますと、たとえば音楽大学などを受験するといった場合、一番基礎となるのはアルトサックスで、サックス奏者は誰でも吹けなくてはいけない、というふうになっています。そこから大学の授業でソプラノを吹いたりテナーを吹いたりして、卒業した後、皆さん自分の得意な楽器を専門にしていきます。
―違う音域のサクソフォンを複数所有することもあるんですか?
村田 ありますね。アルトは全員持っていて、その後、自分に向いている楽器を購入して、演奏家としてスタートを切ることが多いですから。それ以外にも、学生時代に「音色が好きだから」という理由で買うことも多いです。

各楽器の違いをお話ししているところ。「リード」の大きさを比べてみたいという合田先生のリクエストにこたえて、皆さん外して見せてくださいました!
―皆さんは、サクソフォンとはどこで出会ったのですか?
由井 中学ですね。
松澤 高校です。高校の吹奏楽部で始めました。
早瀬 私はアメリカで育ったんですが、アメリカではスポーツの試合の前に必ず国歌斉唱をするんですね。小学校2年の時、テレビでやっていたバスケットボールの試合で、サックスで国歌演奏をしているのを見て、かっこいい!と思って、それをきっかけに始めました。
村田 僕は、小学6年生くらいでしょうか。金色が好きだったからです。
―え?金色?色ですか?
早瀬 それは意外と多いです。
―それは、見た目で選ぶという意味ですか?
早瀬 そうです。見た目がかっこいいという。
村田 小学6年生のころ見ていた大河ドラマ「秀吉」で金色がたくさん出てきまして、それで金色が好きになって、修学旅行でも小判をお土産に買っていたりしたんです。その頃、やっていたピアノがちょうどある過程まで行き着いて、次に何をやろうかな、と思った時に、金色のサックスを吹いている、とてもいい先生に出会ったので、そのまま「金が好きだな、サックスをやろう」ということになりました。
―金管楽器はたいてい金色な気がしますけれども、先生と出会ったことが・・・
村田 そうです。先生と出会ったことが一番大きいですね。
由井 それで、(金管ではなく)木管楽器をチョイスしちゃったわけだ(笑)
村田さんの「色」というお返事に「オチ担当?」と一瞬びっくりしてしまいましたが、オチどころか、先生との出会いというすてきなお話でした。それに、何事も「かっこいい!」という感動はストレートで、がんばる力になるんですね。
皆さま、ありがとうございました!

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早瀬・・・古い思い出ですが、商店街の2階でピザを食べた記憶が・・・(お客さまのアンケートで、神戸屋だったことが判明しました!教えてくださったお客さま、ありがとうございました)
村田・・・商店街の2階にあった、お好み焼き屋さんですね。残念ですが、もう閉店したみたいです。
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【第8回せんがわピアノオーディション受賞コンサート 松本悠里さんインタビュー】
【第8回せんがわピアノオーディション受賞コンサート 五条玲緒インタビュー】
サンデー・マティネ・コンサートvol.216
サンデー・マティネ・コンサートvol.215 世界の楽器シリーズ
ファミリー音楽プログラムvol.23 演奏会入門コンサート
サンデー・マティネ・コンサート vol.214 〈未来のホープコンサートvol.24〉
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