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2019年12月21日

【第8回せんがわピアノオーディション受賞コンサート 松本悠里さんインタビュー】

前回の五条さんのインタビューに引き続き、同じく1月25日のジョイント・リサイタルに出演される松本悠里さんにインタビューしました。



-改めまして、第8回せんがわピアノオーディションにおいて優秀賞受賞おめでとうございます。受賞が決まったときの感想をお聞かせ頂けますか?
(松本)ただ、ただ、驚きました。嬉しいっていう気持ちもあったんですけど、それ以上に、「えっ」みたいな。自分が納得した演奏が出来たとは思っていなくて、でも、自分の中で、一生懸命曲の魅力を伝えようと思って演奏はしたんですが。みなさん素晴らしかったので。自分がこういう機会を頂けるとは本当に思っていませんでした。
-このオーディションは、なぜ受けられようと思ったんですか?
(松本)きっかけは、まず、リサイタルを開催して頂けるという点ですが、大学とかでチラシを見たこともあって、こういうオーディションがあるんだと。ただ、例年レベルの高い素晴らしいピアニストの方が出演されていたのを知っていたので、自分のレベルアップを図るためにも挑戦しようかなと。

-ピアノはいつから始められたんですか?
(松本)4歳の頃です。
-きっかけとかあったんですか?
(松本)特にこれというきっかけはなかったんですが、2歳上の兄がヴァイオリンをやっていて。それで、ピアノをやってみたらと両親に勧められて。両親は特に音楽をやっていなかったので。
-本格的にピアノの道を進もうと決心したのは?
(松本)高2の終わりです。実は、一度、中学3年の時に、音楽高校に進もうか考えたこともあったんですが。私は、中学から中高一貫校の立命館に通っておりまして。もっと幅広く勉強したくて。学校も楽しかったということもあったし。その時は、音楽に絞らず、色々なことを勉強したいなということで。
-でも音楽大学には進みたい。
(松本)もともと、高校1年秋頃から、大学もある学校なので、どの学部を受けますかとか、他大学を受験しますかなど、色々な選択肢がありますよという進路説明会を月に1回くらい受けていて。大学には、音楽学部がなかったので、大学に進学すると音楽の道はあきらめなければならなくて。でも、自分はピアノをずっとやってきて。まだ、音楽中心の生活をしたことないのに、ここで離れてしまうのは、自分的に1度きりの人生悔いが残るような。ピアノ好きだったし、もっと上手くなりたいと思っていて。

-現在は、東京音楽大学の大学院生ですね。
(松本)修士課程の1年に在学しております。
-大学院ではどのような勉強をしているんですか?
(松本)大学よりさらに一歩踏み込んだ勉強をしていると思います。室内楽とかもありますし、演奏の訴求力というか、表現のために、作品に対する理解を深める楽曲分析なども勉強しています。
-通われているのは、今春開校した中目黒の新校舎。
(松本)はい。セキュリティーがすごく充実していて、練習室の数も増えて。ホールも新しくなって。
-普段、お休みの日とか何しているんですか?
(松本)映画を見たり。一時期はモノづくりにはまっていて、割とインドアなタイプなんですけど、ペンチとか使ってイヤリングを作ったりしてた時もありました。映画はジャンルなく、洋画も邦画も見るのが好きで。最近は、アマゾンプライムで「I feel pretty人生最大のハプニング」という割とポジティブな映画が好きです。

-さて、今回、シューベルトとリストの作品を演奏して頂きますが、チラシのコメントではシューベルトについてお話下さいました。こういう演奏会では、どうしても曲調が派手なリストについて語られるピアニストが多いと思いますが、今回の選曲についてお聞かせ頂けますか?
(松本)シューベルトの作品は、今、自分に足りないもの、自分が勉強したいなと思っているジャンルなんです。譜面上は、確かに読みやすいですけど、楽譜を深く読み込むこと、深くて大人な作品を勉強したいなと。そう思っている時に、先生とお話しながら決めました。
-シューベルトのピアノ曲は、ソナタなどもありますし、即興曲集も2つありますが、なぜこの作品を?
(松本)もう一つの即興曲集(D.935)も勉強しようと思っていたというか、むしろ最初はそっちの作品を勉強しようと思っていたんです。でも、私は、実は手がそんなに大きくなくて、もう一つの作品ですと自分の手の内に収まらない。でも、手が小さい分、選曲にはこだわりをもっていて。オーディションではプロコフィエフのソナタの第5番という作品を弾いたんですけど。プロコフィエフのソナタっていうと、皆さん、「戦争ソナタ」とか大きな作品を弾かれますけど。私は、手が大きくないからこそ、人とちょっと変わった選曲をして、その分、作品の魅力を、大きな作品ほど知られていないからこそ、深く勉強してというのを持ち味としようと考えていて。自分が一番、手の状態もベストな状態で挑める、深く勉強できる、コントロールできる作品となったときに、シューベルトの即興曲だと今回演奏するD.899。
さらに、この作品って1827年という、シューベルトがなくなる一年前に書かれた作品なんですけど、この年ってベートーヴェンが亡くなった年でもあって、まさしく古典派からロマン派へ時代が移り変わるときの作品というか。古典派の様式をとりいれつつ、ロマン派的な繊細さもある音楽、シューベルト特有の繊細さも残っているという魅力が私に一番伝わってきて。

-コンサートでの聴きどころを教えて下さい。
(松本)シューベルトの作品では、旋律と旋律を支え合っている伴奏部分が隣り合わせになっていて、この2つを調和させながら、多彩な和声の色彩感がもたせられるように日々練習しています。そこが発揮出来たらいいなと思っているので。曲の魅力を一緒に共有出来たらいいなと。
-リストでは?
(松本)この作品は、私が大学の卒業試験に弾いた思い入れもある作品で。シューベルトとは対照的なジブシーっぽい音楽です。最初はちょっとエキゾチックで、最後は華やかになる。その対比が聴きどころです。

-これからどのようなピアニストになりたいですか?
(松本)もちろん、目標は高くもとうと思っていて、これからも色々なコンクールなどに挑戦していきたいと思っているんですけど。
私が、大学に入ったとき、私の先生のラフマニノフのピアノ協奏曲を生で聴く機会があったんです。これまでも色々なリサイタルに行ってきて、もちろんどれも素晴らしかったんですが。その時は、素晴らしいという思い以上に、なんというか心を動かされて、感動したんです。そんな風に人に感動というか、聴いている人が幸せになるというか、心を動かせるような演奏家になれたらなと思っています。
-身近な先生に自分の理想的な姿を見つけられることが出来るということがまず素敵ですね。コンサートも大変期待しております。
(松本)ありがとうございます。




今回、例年とは違う取り組みとしてインタビューを掲載するきっかけとなったのが実は松本さん。チラシの写真での凛とした、演奏家らしい意思を感じさせる姿や彼女のコメントから、もう一歩、彼女が何を感じているのか、ピアニストとしての本音に迫りたいという思いが今回のインタビューに繋がりました。インタビュー中は、物腰柔らかく、どう回答したらいいかメモ用紙が真っ黒になるまで考えてきて下さるほど謙虚で真面目な方ですが、しっかりと自分と向き合い、自分の表現の方向性を見出している若手ピアニストです。ご期待下さい。

【第8回せんがわピアノオーディション 受賞コンサート】
【ジョイント・リサイタル】
日時:2020年1月25日14時開演
出演:五条玲緒、松本悠里
場所:調布市せんがわ劇場
チケット:500円
詳細はせんがわ劇場HPで!
https://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/23192.html  


  • Posted by せんがわ劇場 at 11:27Comments(0)音楽ピアノオーディションインタビュー

    2019年12月20日

    【第8回せんがわピアノオーディション受賞コンサート 五条玲緒インタビュー】

    いよいよ第8回せんがわピアノオーディション受賞コンサートが約一か月後に迫ってきました。今回は、オーディションにおいて優秀賞を受賞され、2020年1月25日のジョイント・リサイタルに出演される五条玲緒さんにインタビューしました。



    -改めまして、8月のオーディションにおいて優秀賞と下田幸二賞の受賞おめでとうございます。
    (五条)ありがとうございます。
    -コンサートの準備はもう始められていますか?
    (五条)始めています。初めて演奏するショスタコーヴィッチとラフマニノフの練習曲集の第6番を中心にという感じです。

    -現在は、東京藝術大学の学生ですよね?
    (五条)大学一年生です。
    -まだ一年生ですか。
    (五条)そうですね。
    -大学生活はいかがですか?
    (五条)高校も、僕は大学の隣にある附属高校に通っていて、高校の頃から上京して生活をしているので、環境としては、そこまで変わって、ストレスがかかることはなかったです。それでも高校から大学になると、毎日のスケジュールというか、時間のリズムが全然違うので。
    -大学の方が自由になる?
    (五条)日によって、全く違うというのが。今日は午後から行けばいい日、今日は朝から。高校は毎朝8時半から。そこの時間の管理というか、自分で自分の管理が大変ですね。
    -今は一人暮らしですか?
    (五条)藝大の寮があって。藝心寮というのですが。寮といっても個室でキッチンとかついていて、食事が出るわけじゃないので、普通に学生マンションという感じです。
    -でも、友達がしょっちゅう部屋にやってくるとか?
    (五条)いや、意外と僕の場合、そうでもなく、僕自身、意外と寮にいなくて。ピアノの練習室にこもったりしているので。
    -練習は大学ですか?
    (五条)大学と寮でも練習ができます。
    -休みの日は?
    (五条)僕は、プラモデルが好きで。小学生の時は、ガンプラっていってガンダムのプラモデルが好きでして。すごく簡単に作れるのがあって、そのあと少しブランクがあって、今度は戦車とか戦艦とか作るものに移っていきました。最近は時間がなくて作っていないんですけど。祖父が今も木製模型の仕事をしている影響もあって見るのも好きです。
    -高校と大学どちらが楽しいですか?
    (五条)どちらにもそれぞれの良さがあるので難しいですね。高校は、教室にみんながいて。さらに、音楽高校なので、そこで色んな楽器の人が教室で弾いていてっていう環境でもあって。それはそれでがやがや楽しいっていう感じがあって。大学は大学で自分の好きな授業を取れて。自分が好きなことをやれる楽しさがあって。比べるのは難しいですね。

    -オーディションは今回で何回目の受験でしたか?
    (五条)2回目です。前回が2年前で、高校2年の時でした。その時は、奨励賞と高橋多佳子賞を頂けました。
    -このコンクールを知ったきっかけは?
    (五条)僕が師事している黒田亜樹先生の紹介がきっかけだったと思います。
    -リサイタルが出来るからいいんじゃないみたいな
    (五条)そうですね。
    -そして、遂に受賞コンサートに繋がったんですね。

    -受賞コンサートですが、今回のプログラムはロシア人の作曲家3人の作品で構成されていますが、これはどのようにして決められたのですか?
    (五条)もう、僕の完全な好みというか、なんていうか弾きたいもので選びました。
    -いつもロシアの作曲家の作品が多いんですか?
    (五条)そうですね。最近は。でも色んな作曲家が好きなんです。例えば、よくどの作曲家が一番好きなんですかとか聞かれるんですけど、いつも困っていて。どの作曲家も素晴らしいので。
    -ロシアに限らずということですか?
    (五条)限らずですね。昔は、今はショパンが好きですとか、ラフマニノフが好きですとか簡単に答えていたんですけど。色んな作品を聴くと、どれもすごい素晴らしい作品だと思っていて。
    -良さが違いますよね。
    (五条)そうですね。
    -ロシアの作曲家の作品のどこが好きですか?
    (五条)ラフマニノフとかスクリャービンとか、ロシアの作曲家の作品がみんなそうだとはわからないんですけど、音の和音の重厚な響きの感じとかが好きで。ショスタコーヴィッチもそういうところがあるかなと思うんですけど。メロディーというより、和音ですね。和音の響き。
    -また、ベートーヴェンやブラームスの作品とは違う重々しさを感じる。
    (五条)そうですね。

    -コンサートでの聴きどころを教えて下さい。
    (五条)この3つの曲のなかでは、特に、後半の2つの作品が、僕は好きでして。
    まず、ラフマニノフは、「練習曲」というタイトルですが、作品として素晴らしくて。4曲弾くんですが、4曲続けて聞いた時のつながりの中に、ちょっとストーリー的なものを感じて頂けるように考えました。それを聴いて頂けると面白いというかいい感じなると思います。
    スクリャービンは、今回演奏する作品の後、もっと調性の感覚がなくなっていく作風となるのですが、この作品では、丁度その前の時代と後の時代の作風の良さがミックスされたような作品です。僕にとっては、初めて聴いた時から大好きな曲なので、その良さを表現できればと思っております。

    -これからどのようなピアニストになりたいですか?
    (五条)そうですね。今は、目標は高くしようと思っておりまして。
    -高くいきましょう!
    (五条)言うのもおこがましいですが、最近、11月頭頃、(世界的に有名なピアニストの)アンドラーシュ・シフのベートーヴェンピアノ協奏曲全曲演奏のコンサートに行ったんです。僕が聴いたのは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲の第1番と第5番なのですが、すごく感動して、すごい鮮やかに弾かれていて、すごい音楽的で、お客様も皆喜んで、スタンディングオべーションで。こんな演奏出来たらなと思ったんですよね。お客様に対して、どういう感情か分からないんですけど、心の変化を与えられるような。
    -素敵な目標ですね。受賞コンサートは、その道のりの始まりになるよう期待しております。
    (五条)ありがとうございます。頑張ります。



    とても、純粋で優しい好青年という印象の五条さん。しかし、オーディションでの演奏は、会場全体を一気に引き込む力強さを感じさせるものでした。ジョイントコンサートもぜひご期待下さい。

    【第8回せんがわピアノオーディション 受賞コンサート】
    【ジョイント・リサイタル】
    日時:2020年1月25日(土)14時開演
    場所:調布市せんがわ劇場
    出演:五条玲緒、松本悠里
    チケット:500円
    詳細はせんがわ劇場HPで!
    https://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/23192.html
      


  • Posted by せんがわ劇場 at 14:34Comments(0)音楽ピアノオーディションインタビュー

    2019年06月28日

    サンデー・マティネ・コンサートvol.216

    6月最後のコンサートは、サンデー・マティネ・コンサートとして桐朋学園大学学生による金管五重奏コンサートです。
    昨年もスタートコンサートで華々しい演奏を聴かせて下さいました金管の学生たちでしたが、今回も素敵な演奏を聴かせて下さいました。演奏者の皆さんは、プログラムの色と同じ青や紫で衣装を統一して下さり、会場も一層華やかに。目で見ても楽しいのが演奏会の醍醐味ですよね。







    プログラムは、アメリカの作曲家のしっかりとした金管アンサンブルを聴かせる作品もあり、皆さんが知っている童謡やサウンド・オブ・ミュージックのメドレーを金管アンサンブル用に編曲した作品もあり、様々な世代がいらっしゃるサンデー・マティネ・コンサートにぴったりの内容です。特に、金管で聴く童謡メドレーは、楽器の音色の特徴が存分に生かされ、6月の終わりにふさわしい心温まる演奏だったと思います。







    さて、7月もサンデー・マティネ・コンサートは2回あります!オペラによる七夕コンサートに、ウクレレの高橋重人さんが久々の再登場!そのあとは、せんがわピアノオーディション!仙川に愛されるピアニストを発掘する大切な企画です!ピアニストの方々、ぜひご応募してくださいね!
    来月も再来月もせんがわ劇場での様々な企画楽しみにして下さい!


    【サンデー・マティネ・コンサートvol.216 金管五重奏コンサート】

    【出演】
    中島 巧乃介(トランペット)
    矢野 緋奈子(トランペット)
    藤野 千鶴(ホルン)
    黒野 茉里恵(トロンボーン)
    山崎 勇太(チューバ)

    【プログラム】
    グランドバレー・ファンファーレ(エワイゼン)
    亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー/クルシャ)
    懐かしの童謡・唱歌メドレー(おぼろ月夜、鯉のぼり、海、浜辺の歌、赤とんぼ、スキー)
    シースケッチ(マクドナルド)
    サウンド・オブ・ミュージック・セレクション(ロジャース/ゲイル)
      


  • 2019年06月28日

    サンデー・マティネ・コンサートvol.215 世界の楽器シリーズ

    ファミリー音楽プログラムの翌日、6月9日には、サンデー・マティネ・コンサートが開催されました。今回のサンデー・マティネ・コンサートは、6年前に出演頂いたクロマチックハーモニカの山下伶さん。共演にはギタリストの山下俊輔さんがいらしてくださいました。







    このコンサート、非常に問合せが多く、期待の高いコンサートで、当日も会場に入りきらない多くのお客様がいらして下さいました。
    コンサートの方は、デビュー当初の作品から最近の録音まで、お二人の様々な思い出のある作品がちりばめられたプログラム。そして、お二人の圧倒的なパフォーマンス。会場が盛り上がらないわけがありません。演奏の合間には、お二人の出身校である桐朋学園芸術短期大学の教授であり、せんがわ劇場のアドバイザーである松井康司先生との学生生活の思い出話も挟んで頂き、せんがわ劇場ならではの「ライブ」となりました。






    また、近いうちにお二人をお招き出来るよう、せんがわ劇場も頑張ります!








    【サンデー・マティネ・コンサートvol.215 世界の楽器シリーズ】

    【出演】
    山下伶(クロマチック・ハーモニカ)
    山下俊輔(ギター)

    【プログラム】
    1. Cavatina
    2. かけら
    3. リベルタンゴ
    4. 月下の残像
    6. Spain
    5. ひまわり
      


  • 2019年06月28日

    ファミリー音楽プログラムvol.23 演奏会入門コンサート

    更新がなかなか出来ず申し訳ありません。
    6月のせんがわ劇場のコンサートはどれも大変充実したものとなりました。一つ一つ振り返りたいと思います。

    6月8日(土)14時から行われたのは、「ファミリー音楽プログラムvol.23」として6月の恒例となっております「演奏会入門コンサート」です。
    今回は、桐朋学園芸術短期大学の准教授であり、フルーティストの永井由比先生をお招きし、トロンボーンの村田 厚生さん、ピアノの小久保まゆきさんと一緒に演奏して頂きました。





    演奏会入門コンサートは、5歳以上のお子様と保護者の皆様を対象にクラシックのコンサートに初めていくための準備となるように考えられたプログラムです。今回も、小さなお子様たちが笑顔で沢山いらして下さいました。



    前半は、コンサートのマナーや、気になるけどなかなか聞けないことを永井先生にしてお話頂き、後半は、本格的なコンサートです。傘持ってきたらどうしたらいいのか、演奏会のブザーの意味などの説明や、小さなお子様が暗いところでも不安にならないか、実際に暗転も経験してもらうなど工夫を凝らした内容となっております。今回は、5~7歳くらいのお子様が多かったのですが、みなさんしっかりお話を聞いてくれました。



    後半の演奏会は、クラシックってこんなに楽しいものなの?!って思わせてくれるようなユニークな曲が並びます。さらに、永井先生、村田先生が劇場を走り回って、目の前で演奏してくれるサービスっぷり。





    一人一人にとって楽しいコンサートデビューの日になってくれていたらとせんがわ劇場一同願っております。
    次回のファミリー音楽プログラムは、11月の予定です。ぜひご期待下さい!


    【ファミリー音楽プログラムvol.23 演奏会入門コンサート】

    【出演】
    フルート 永井 由比
    トロンボーン 村田 厚生
    ピアノ 小久保 まゆき

    【プログラム】
    アイリッシュダンス
    ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
    ベリオ:セクエンツァ
    ローマン:笑うトロンボーン
    ジュナン:ヴェニスの謝肉祭
    バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
      


  • Posted by せんがわ劇場 at 15:20Comments(0)音楽ファミリー音楽プログラム

    2019年05月20日

    サンデー・マティネ・コンサート vol.214 〈未来のホープコンサートvol.24〉

    【サンデー・マティネ・コンサートvol.214】
    今回は、未来のホープコンサートvol.24として、守永由香さんをお招きしました。桐朋学園に在籍しながらも、既に輝かしい経歴をお持ちのピアニストです。

    今回のサンマチでは、ピアニストのレパートリーの王道であるショパンのみを演奏するオール・ショパン・プログラム(さらに演奏された3曲ともワルシャワ出身のショパンがフランス滞在時に作曲されたそうです)を組んでくださいました。





    サンマチのスタンプによる予約席が多かった今回の演奏会ですが、有難いことに満席御礼。入場出来なかったお客様大変申し訳ありません。


    ショパンの作品は、ピアノの詩人なんて呼ばれることが多々ありますが、守永さんの演奏は、圧倒的な技巧はもちろん、バラードやポロネーズなどの難易度が非常に高い作品でも、常にその音楽が語りかけてくるような繊細さが感じられる見事な演奏でした。





    まさしく、ショパンを弾くために生まれたピアニストと思いきや、実は一番好きな作曲家はシューマンだそうです笑 次回は、シューマンも聴いてみたいですね。


    演奏の合間には、朗らかな人柄も見せてくれました。





    未来のホープにふさわしい守永さんのさらなるご活躍をせんがわ劇場一同楽しみしております。
    次回は、クロマチックハーモニカの山下伶さんがギタリストの山下俊輔さんと登場されます。ぜひご期待下さい!

    SMC vol.214 5月19日
    未来のホープコンサート
    出演:守永由香(ピアノ)

    演奏曲目:
    ~オール・ショパン・プログラム~
    ノクターン ロ長調 Op. 9 - 3
    バラード 第1番 ト短調 Op. 23
    幻想ポロネーズ Op. 61

      


  • 2019年05月06日

    サンデー・マティネ・コンサートvol.213

    【サンデー・マティネ・コンサートvol.213】
    出演:芝 有維(しば ゆい) (篠笛)、有馬 美梨(ありま みのり)(箏)、金子 昇馬(かねこ しょうま) (箏)



    令和元年、最初のサンデー・マティネ・コンサートは、日本音楽の世界として、篠笛と箏によるそれぞれの独奏とアンサンブルのコンサート。新しい元号の始まりにふさわしい和楽器の演奏をお楽しみ頂きました。



    10連休とのことでご旅行される方も多く、お客様がいらっしゃるか不安でしたが、有難いことに今回もほぼ満席となりました!



    出演者は、桐朋学園芸術短期大学に在籍している芝さん、有馬さん、金子さんの3名。日本において数少ない邦楽を専門的に学べる音楽大学がある仙川ならではの大切な企画です。








    今回、演奏して頂いたのは、演奏者によって受け継がれて来た伝統ある古典の作品と新しく和楽器のために作曲された現代の作品。演奏の合間には、楽器の紹介や楽譜にも触れて頂き、西洋の楽器とは異なる特徴や多様な種類を分かり易く解説して頂きました。



    そして、なんと言っても素敵なのは実際の演奏。若々しい力強さと表情豊かな音楽には、会場全体が引き込まれ、和楽器の魅力をたっぷり堪能出来たのではないでしょうか。










    早くも次回は、もっと楽器の種類を増やしてやろうという声もちらほら。近いうちにまた皆様に日本の伝統芸術の素晴らしをお届け出来たらと思います。



    さて、次回もまた、「未来のホープ」として、ピアノの守永由香さんがショパンを演奏して下さいます。若くして日本音楽コンクールで入選するなど将来を有望視されている若手の演奏!ぜひご期待下さい!



    SMC vol.213 5月5日
    日本音楽の世界
    出演:芝 有維(しば ゆい) (篠笛)、有馬 美梨(ありま みのり)(箏)、金子 昇馬(かねこ しょうま) (箏)

    演奏曲目:
    箏譚詩集 Ⅰ 小さな序曲、Ⅴ やがて春が(三木稔作曲)
    祭り囃子より『はねこ踊り』(作曲者不明)
    古典曲『獅子狂い五段』(作曲者不明)
    「三つの断章」(中能島欣一)
    「二つの田園詩」(長沢勝俊)
      


  • 2019年04月16日

    サンデー・マティネ・コンサートvol.212

    【サンデー・マティネ・コンサートvol.212】
    出演:ヴァンサン・リュカ(フルート)、東井美佳(ピアノ)

    本年度のスタートコンサートは、パリ管弦楽団首席フルーティストのヴァンサン・リュカさんとピアノの東井美佳さんをお迎えした豪華な演奏会でした。リュカさんが演奏して下さるのは、せんがわ劇場ではなんと3度目。開場前から長蛇の列が出来る盛況ぶりでした。残念ながら入場出来なかったお客様には、リュカさんがロビーにいらしてフルートを吹いて下さるサプライズも!
    今回のコンサートでは、ドビュッシーやフォーレのフルートならではの名作を中心にお送りしました。特に、最後のカルメン幻想曲での圧倒的な技巧には、ただただ感嘆するばかり!リュカさんの引き込まれるようなフルートの音色と東井さんとの見事なアンサンブルに多くのお客様より「素晴らしかった」との声を頂きました!






    Facebookには公演後のインタービューもアップしましたので、ぜひご覧ください。
    今年度も、せんがわ劇場は、皆さまに上質で親しみやすい音楽をお届けしてまいりますので、どうぞよろしくお願いします!

    【プログラム】
    ドビュッシー:シリンクス
          牧神の午後への前奏曲
    J.S.バッハ:フルートソナタ ホ長調 BWV1035
    フォーレ:シシリエンヌ
    グルック :精霊の踊り
    オネゲル:雌山羊の踊り
    ボルヌ:カルメン幻想曲




      


  • 2019年03月28日

    【サンデー・マティネ・コンサートPlus vol.16】

    【サンデー・マティネ・コンサートPlus vol.16】

    【出演】
    カルテット・プラチナム
     沼田園子(ヴァイオリン)
     野口千代光(ヴァイオリン)
     大野かおる(ヴィオラ)
     菊地知也(チェロ)


    10周年を迎えた平成30年度せんがわ劇場の最後のコンサートは、
    弦楽器の名手4人による弦楽四重奏カルテット・プラチナムの演奏で締めくくりました。
    アンケートでは「素晴らしい」が沢山。
    本当に贅沢な1時間で、客席内はどこか音楽の世界に飛んでいったかのような空間になっていました!
    カルテット・プラチナムの皆さま、素晴らしい演奏をありがとうございました。

    公演詳細ページはこちらからどうぞ→ここをクリック

      


  • 2019年03月20日

    【サンデー・マティネ・コンサートvol.211】<ピアノトリオコンサート>

    <ピアノトリオコンサート>

    出演:吉村美智子( ヴァイオリン)
        内山剛博( チェロ)
        齊野晴香( ピアノ)

    今シーズン最後のサンマチは、ピアノトリオ。
    弦楽器だけの組合せではなく、メロディも伴奏も、何ならリズムも担当できるピアノが入ることで、
    ヴァイオリンもチェロも、よりソリスト色が強くなるというか、個性が発揮される感じなのでしょうか。
     
    このピアノトリオを、桐朋学園大学の1年生と3年生という、フレッジュかつ実力派の皆さんにご出演いただき、お届けしました!
     
    特に2曲目のドビュッシーは全楽章、20分近くの演奏で、しっかりご堪能していただけたのではないかと思います。
     
    恒例の「せんがわトーク」では、それぞれのランチタイムをご紹介。
    斎野さんはお弁当中心なので・・・と特にお店は上がりませんでしたが(これも素晴らしいですね!)、
    吉村さんは、見晴らしがよいsengawa Poireをあげてくださいました。
    特筆は内山さん。このコーナーの存在を知っていたので準備してきました!と、
    串カツ居酒屋 民屋、武蔵野うどん和酒 たか乃(残念ながら3月で閉店)、
    更にお好きなラーメン屋さんで、めでたや・しば田、と、4軒も紹介の大サービス?でした。
     
    コンサートの最後では、8年にわたり、サンマチをはじめとした音楽事業を長年担当し、
    今年度で劇場を離れるスタッフMが、初めてステージでご挨拶しました。
     
    来年度から、せんがわ劇場は、調布市直営から、調布市文化・コミュニティ振興財団の運営となりますが、
    サンデー・マティネ・コンサートは引き続き開催します。
    これからも、皆さまのお越しをお待ちしております!

    終演後の写真は左から、斎野晴香さん、吉村美智子さん、内山剛博さんです。
    堂々とした演奏から一変、2枚目のピース写真をみると、やはり若者!とほほえましくなるスタッフHでした☺️



    終演後コメントは、斎野晴香さん、吉村美智子さん、内山剛博さんの順番です。どうぞご覧ください!


    公演詳細はこちらからどうぞ→ここをクリック