たまりば

多摩の地域情報 多摩の地域情報調布市 調布市

スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by たまりば運営事務局 at

2019年02月28日

【第10回せんがわ劇場演劇コンクール】応募をご検討中の皆さまへ!!!

専門審査員の皆さまと、企画監修の徳永京子さんより、メッセージをいただきました!
ぜひご覧ください。

--------------------------------------------------------------------------------------------------

せんがわ演劇コンクールに応募する皆さん、
今日はどんな1日でしたか?そして、審査の日はどんな1日になるのでしょうか?
皆さんの無限の可能性に向き合う日が楽しみなようでもあり怖いようでもあり…。
私自身もドキドキ。日々自分の感性を研ぎ澄まし、真っ白な頭で挑みます。
原始的に心震える瞬間を待っています!

我妻恵美子(大駱駝艦・舞踏家)
--------------------------------------------------------------------------------------------------

同じ作家として真剣に皆さんの作品と向き合いたいと思います。
なにより面白い作品との出会いを楽しみにしています。

市原佐都子(演劇作家・小説家・Q主宰)
-------------------------------------------------------------------------------------------------

日頃、稽古場施設である急な坂スタジオにいます。
創造環境にいることも刺激的ですが、劇場という公演の場が、少し羨ましいです。
コンクールとなると参加するのに勇気がいるかもしれません。
でも「劇場」がサポートしてくれることは、今後の活動にとって大きな財産になるはずです。
多くの方・作品との新しい出逢いを心から楽しみにしています。

加藤弓奈(プロデューサー)
--------------------------------------------------------------------------------------------------

世界的なネオナショナリズムとポピュリズムの波に翻弄された2010年代が終わろうとしている。
2020年代はどんな時代になるだろう?いや、言い直そう。どんな時代にしたいのか?と。
アートシーンも時代と無縁ではいられない。
多様性を受け入れられる?
超格差社会?
少子高齢化が加速する?
日本は滅びる?
そんな世界のどこかで、あなたはどうしている?
何をしたい?
求ム!
誰も観たことが無い演劇を。
10年後の未来の世界でしか理解出来ない作品を。

杉山至(舞台美術家)
--------------------------------------------------------------------------------------------------

今回私が審査員を拝命させていただいたのは
「コンクールの先を考えたコンクール」という惹句と、
それを実現するための様々なプログラムにシビれたからでもある。
たんなる権威ではなく、腰を据えてアーティストと向き合っていこうというその姿勢、
その心意気に応えるような、あるいはそれすらもぶっ飛ばすような力作との出会いを、心から待っている。

乗越たかお(作家・舞踊評論家)
--------------------------------------------------------------------------------------------------

良い演劇コンクールとはどんなものか、考えながら毎年準備を進めています。
専門審査員は作・演出家、ダンサー、批評家、クリエイター、
プロデューサーの各ジャンルから一流の審美眼と言葉を持つ人を。
入賞団体には劇場の主催公演や、アウトリーチ事業へ参加してもらうように。
今より広い景色を観たい方をお待ちしています。

徳永京子(演劇ジャーナリスト)
--------------------------------------------------------------------------------------------------

応募詳細は、ホームページまで!→ここをクリック  


  • Posted by せんがわ劇場 at 10:00Comments(0)演劇第10回演劇コンクール

    2019年02月23日

    せんがわ劇場ニュース(2月20日号)

    2月20日号の「せんがわ劇場ニュース」がアップされています。
    今月は、7月に開催する「第10回せんがわ劇場演劇コンクール」参加団体と市民審査員募集のご案内です。

    ぜひご覧ください!!


    「第10回せんがわ劇場演劇コンクール」
    参加団体の詳しい情報は→ここをクリック
    市民審査員募集の詳しい情報は→ここをクリック

    「テレビ広報ちょうふ」の映像はこちらからもご覧いただけます→ここをクリック  


  • Posted by せんがわ劇場 at 10:00Comments(0)演劇その他いろいろ

    2019年02月18日

    【せんがわ演劇祭~リーディング・フェスティバル~】全ステージ終了しました!


    地域団体公演で5本、日本童話1本、海外戯曲3本。
    9つの個性豊かな作品が揃った10日間、
    お楽しみいただけたでしょうか?

    すべてのキャスト、スタッフ、関係者、そして何よりご来場下さったお客さまに。
    本当にありがとうございました。

    ロビーでの乾杯、皆さん充実した表情です。
    また、せんがわ劇場でお会いしましょう!


















      


  • Posted by せんがわ劇場 at 10:00Comments(0)演劇

    2019年02月14日

    せんがわ演劇祭〜リーディングフェスティバル〜

    カナダ・ケベック作品『顔のない少年』の作者、
    ラリー・トランブレ氏からメッセージが届きました!


    ■本作品の上演
     2/14(木)19:00
     2/16(土)13:00
     2/17(日)16:00 

    翻訳 山上優
    演出 高橋正徳(文学座)


      


  • Posted by せんがわ劇場 at 13:00Comments(0)演劇海外戯曲リーディング

    2019年02月06日

    せんがわ劇場ニュース(2月5日号)

    2/5号の「せんがわ劇場ニュース」が youtube にアップされています!
    今回は、まもなく開催の「せんがわ演劇祭~リーディング・フェスティバル~」のご案内です。

    ぜひご覧ください!


    Posted by せんがわ劇場 at 10:00Comments(0)演劇その他いろいろ

    2019年02月01日

    「せんがわ演劇祭~リーディング・フェスティバル~」調布経済新聞さんに取り上げていただいています!

    調布経済新聞さんに取り上げていただいています!
    ぜひご覧ください!

    ここをクリック


      


  • Posted by せんがわ劇場 at 14:00Comments(0)演劇その他いろいろ

    2019年01月15日

    せんがわ演劇祭 プレイベント『ケベックの文化と今日の演劇について』ミニミニレポート

     <せんがわ演劇祭 プレイベント>
    ~『ケベックの文化と今日の演劇について』 ミニミニレポート~

    第1部出演
    ■Laurent Trempe(ローラン・トレンプ) (ケベック州政府在日事務所広報・プレス担当官)
    ■久山 友紀 (ケベック州政府在日事務所 文化・公的機関担当官)

     
    第2部出演
    ■曽田修司 ( 国際演劇協会日本センター常務理事・事務局長)
    ■山上優 (俳優・演出、翻訳家)
    ■高橋正徳 (演出家・文学座)
     
     
    調布市と、カナダ・ケベック州は、
    2015年に「文化・芸術などの文化的交流を視野に入れた包括連携についての共同宣言」を行い、
    交流しています。
     
    そこで、せんがわ演劇祭で上演する3ヶ国の作品の中から、
    プレイベントとして、ケベック州文化のご紹介と、
    ケベック作品「顔のない少年」についてとりあげることになりました。
     
    第1部では、よく知られる「シルク・ド・ソレイユ」をはじめとした、文化事情全般、
    第2部では、演劇や「顔のない少年」にスポットを当て、お話しいただきました。
     
    終了後はロビーで、ケベック州政府在日事務所が提供して下さった、
    メイプルクッキーやメイプルウォーター、メイプルティなどのケベックの味を楽しみました!

    山上さん、高橋さんに少しずつお話を伺いました。
     
     ■ 山上さん
    抽象的でありながらリアルで、現代に通じるテーマを持っていまし、
    父子の会話や関係性はとても興味深いです。翻訳家としては、訳した言葉が、
    役者さんの声となってどう立ち上り、
    高橋さんの演出によってどんな世界になるのかとても楽しみにしています」
     
     ■ 高橋さん
    怖い、気持ち悪い、という側面を持った作品でもあるので、そこは際立たせたいですね。
    また、出演の役者さんたちも魅力的な方が多いので楽しみです。
    少し難しい作品ではあるけど、せんがわ劇場は客席も近くて伝わりやすい劇場だと思うので、
    言葉の力で、想像力をかきたてられるような作品に仕上げたいですね
     
     
    -----あらすじ---------------------------------------------------------------------------------------------
    「顔のない少年」ラリー・ドランブレ=作 山上 優=訳

    ある朝、母は、ベットにいた息子ジェレミーの目、鼻、口、耳が無くなっているのを発見する。
    映画館でゾンビ映画を見ていたはずのジェレミーとジェシカ。
    いつしか二人の男女は不思議な世界に浸り込んでゆく。
    --------------------------------------------------------------------------------------------------------------

    実は、まだ稽古は始まっていません。これからどんな風になっていくのか、楽しみです!

    せんがわ演劇祭の詳細は
    http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/21708.html

    チケットは、せんがわ劇場窓口・電話・HPで扱っています。ぜひご来場ください!









      


  • Posted by せんがわ劇場 at 10:00Comments(0)演劇その他いろいろ

    2018年12月20日

    【親と子のクリスマス・メルヘン「アリス」】

    昨日、18日から開幕した「アリス」。
    おかげさまでたくさんのお客さまにお越しいただき、お楽しみいただいています。

    毎年、クリスマス公演の期間中は、ロビーもいろんな飾りつけがしてあるんですよ。
    少しご紹介します♪

    まずは玄関でお出迎えのクリスマスツリー。


    テレビモニターの横には、サンタとトナカイになったキューピーさんもいます。


    床の、猫ちゃんの足跡(チェシャ猫……?)をたどってロビーの奥に進むと・・・


    サンタさんのソリが!
    乗って写真を撮れるスポットになっています。ぜひ記念写真を撮ってくださいね。


    また、仙川の素敵なお店、ニワコヤさんと納々屋さんのお菓子とジュースが買えたり、
    アリス特製ポストカードが買えるお店もあります。




    さらに奥に進むと「不思議な生きもの工房」。
    色紙やシールを自由に使って、自分だけの不思議な生きものをつくってみませんか?
    できあがったら、壁に貼りつけて、アリスやウサギたちと一緒に「不思議の国」をにぎやかにしましょう。




    ロビーは、開演の45分前から開いています。
    少し早めにせんがわ劇場に来て、いろいろと楽しんでみてくださいね。
    お待ちしています!
      


  • Posted by せんがわ劇場 at 10:00Comments(0)演劇親と子のクリスマス・メルヘン

    2018年12月02日

    第10回せんがわ劇場演劇コンクール 開催予告

    せんがわ劇場では、2019年7月、
    「第10回せんがわ劇場演劇コンクール」の実施を予定しております。
    詳しい情報はおってお知らせします。

    調布市仙川から発信する演劇コンクールは、
    ファイナリストがせんがわ劇場での上演作品の演出や、アウトリーチ事業へ参加するなど、
    せんがわ劇場における次世代芸術家の育成支援の出発点と位置づけています。

    〈参考〉第9回せんがわ劇場演劇コンクールはこちら→ここをクリック  


  • Posted by せんがわ劇場 at 10:00Comments(0)演劇第10回演劇コンクール

    2018年12月01日

    受賞者インタビュー(4)  パンチェッタ 一宮周平さん(グランプリ賞・オーディエンス賞・俳優賞)


    左が一宮周平さん


    トリプル受賞、演劇コンクールを終えていかがですか?
    一宮 どうって言われても何も変わらないです(笑)全団体の演技を観た上であれば納得し、考えることもできますが、今回はコトリ会議さんとすこやかクラブさんの演技を観る事が出来ず、果たして受賞の可能性があるのかわからない状況での受賞だったので、びっくりしました。
    もちろん受賞を狙っていましたが、作品作りに関しては何を意識したわけでもなく、単純に面白いものを作りたいという気持ちでした。専門家や評論家受けの良いものなどもわかりませんし、深くハマる人にはハマるけど万人に受け入れられる作品のつもりではありませんでした。僕は大衆が喜ぶキャッチーやポップなものが個人的にあまり好きではないので、今ここでしか観られないものを作ろうという思いで作っていました。会場が笑ってくれていたのは、舞台上からすごく感じていましたね。

    パンチェッタさんは普段ミュージカルをやっていなかったと聞いたのですが今回はどうして取り入れようと・・・?
    一宮 『Parsley』は以前、30分公演でやった作品で、その時はミュージカルの部分はありませんでした。一昨年の秋に10分間で4曲の生演奏ミュージカルをやったのですが、その時にミュージカルの面白みを感じました。それからかもしれないです。
     でも、もともとミュージカルは好きではなかったです。わからないんです。劇団四季とかミュージカルを好きな人はすごく好きじゃないですか。すごくキラキラして目を輝かせて観ている人がいますけど、僕は「どうした?」って思ってしまうんです。その反応が正常だと思っていましたが、大勢の中で観た時に、そこにはキラキラした目で観ている人達がいて、ちょっと引いてしまいましたね。
     僕は突然歌い出すシーンを見ると笑っちゃうんですけど、それを笑うと世間は「え?バカにしているの?」みたいな感じになるのがわからなくて。でも突然歌いだすっておもしろいと思うんです。なので、あえて「笑っちゃうよね?」というミュージカルを提示してみたんです。「笑っていいですよ」っていうミュージカルです。

    ミュージカルを作るにあたって参考にしたものってありましたか?
    一宮 全部オリジナルですね。作曲を以前もお願いしたことのある加藤亜祐美さんにお願いをしました。この方は歌詞から曲を作ってくれる方なので、先に話を完成させます。曲にしたい部分は言葉の数があうように意識して書いています。彼女はそこからインスピレーションで作曲してくれています。彼女の中にも参考にしているものがあると思うので、曲にもやはりその色がついています。
     もともと、パセリの恩返しという作品は、ナレーションに合わせて演者が動くという形の作品だったのですが、ナレーションの言葉で説明的に提示していた部分を歌にして、説明をなくしていく作業をしました。特に何かが好きで参考にした、というのはないですね。話の中のどの部分を歌にするかという点は悩みました。

    そこを決めるときはなにを基準に決めていましたか?
    一宮 想いが溢れる所は曲になるほうがいいなあとは思いました。Parsleyの2曲目はただ、「お嫁さんにしてください」「誰」、というやり取りしかしていませんが、あえてそこは無駄に使うのもありかなとも思いました。僕は昔話がすごく好きで、今回はツルの恩返しをベースにしてみたんです。子供の頃なんとなく聞いて、なんとなく記憶して、なんの違和感もなく受け入れるという行為への風刺のようなものもありますね。冒頭の歌で、昔話は何故お爺さんから始まるのだろう、というのもある意味そうかもしれません。
    ツルの恩返しだと突然娘さんが来て、お嫁さんにして下さいという意味のわからないやりとりが当たり前に行われているんです。何故そうなったのか説明して欲しい部分をあっさり飛ばしているんです。それがもし、ちゃんと対人間のやりとりがなされていたのならどうだったのだろうかと。今あることに難癖をつけたい訳ではありませんが、見る角度を変えるだけで、面白みは何からでも感じ取れると思うんです。視点を変えた方が絶対良いよという事ではなく、変えたら変えたでこういうものの見え方もあるんじゃないですか、というとこですね。
    作品を通して伝えたい事はあまりないです。今回もパセリを食べようね、ということを伝えたいのではなく、もしパセリに寄り添ってみたらパセリはこういう事を思っているのかもしれないよという。この劇を観た人が次にパセリを食べるとき「あ、パセリか~」って頭に何かよぎったらいいなぁと思います。なので大衆に受け入れられやすい作品という意識はないですね。まぁ今回の作品は、今までの中ではわかりやすい作品ではあったと思います。

    いつもはわかりにくい作品なんですか?
    一宮 わかりづらい部分もあります。でも今回は会場のみなさんが感情を開放していてくれたように感じます。初演でParsleyをやった時は、作品として話がループし続けるので、「結局最後どうなったの?」と結構聞かれました。今回は、よく観て感じ取ってくれるお客様がすごく多かったと思いました。

    パセリにした理由は?
    一宮 作品をつくるときは必ずテーマとタイトルから入ります。
    Parsleyの初演は、持ち時間が30分で、複数の団体が呼ばれて一緒に公演をするという企画に参加しました。そこの団体の名前が「パセリス」という団体で、じゃあそこをいじってやるかという思いから、タイトルを「Parsley」にしました。でも何か思う所はあったんだと思います。僕はもともとパセリを食べる人間なので、食べるために出されているのに食べない人いるよな、かわいそうだなぁと思っていて。それが僕の中で就職活動につながりました。50社受けましたとか、就職活動って数がステータスみたいにしている人もいるじゃないですか。選んでもらえるように表面を繕って、一生懸命やって、次へ、みたいな姿に見えたんです。

    そもそもなんですけど、なぜ演劇を続けるんでしょうか?
    一宮 演劇は好きではないんですよ。だからぜんぜん観に行かないです。インタビューの時にアウトリーチ活動が楽しみだ、という話をしたんですが、僕先生になりたかったんです。小・中・高等学校の体育の免許を持っているんですよ。でも、先生になりたかった理由も漠然としていました。小さい頃、友達に勉強を教えてその子が出来るようになると嬉しくて。親に対してもいい顔して、ある程度選択の余地もあってレールに乗っていました。それでいざ就職活動になった時に、これから40年か、人生一回だけなんだよな、これで終わるな、と考え始めてしまって。子供が主役もいいけど、もう少し自分を輝かせないと駄目だなと。目立つのも好きだったので、周りに勢いで「おれちょっと俳優なるわ」と言って、養成所を受けたら合格して。きっかけはそこですね。

    そこからここの演劇につながるんですね
    一宮 挫折や妥協、リタイアするのが嫌で、やると決めたからには食えるまでやろう、という目標がありました。納得してそれ以上にやりたい事が出来た時はやめようと思います。
    役者に関して言えば、養成所の後に小劇場で役をもらい出演させていただきましたが、そこでお客さんを呼ばないといけないのがなんとなく受け入れづらくて。自分は面白いと感じない作品に出ることもやっぱりあって、そんな時に自分を観て欲しいとか、作品が面白いよ、とも言えなくて。それなら自分が納得できるものを書こうと思って、それがパンチェッタの始まりです。とりあえず自分が書けば、最低でも自分は納得して人は呼べる。その後作り手の喜びは生まれましたね。演出の時だと上演中は客席に座ってそこからお客さんの反応を観られるんです。笑って良いのか駄目なのかを悩んでいる人達の反応を見るのが特に好きです。
    昔から演劇をやっていたわけではありませんが、原点は子供の頃からあったのかもしれないです。鬼ごっこの最中とか、その遊びに飽きてきたらジャングルジムの上だけはセーフとか条件をつけていくんです。条件が増える度にまたみんなが盛り上がっていく。それを提案した自分に喜びがあって、「俺、俺、考えたの俺」みたいな気持ちがすごくて。そう考えると新たな案を提示するという部分が、演出とか脚本につながっているような気がするので、こういうのが昔から好きだったのかなとは思いますね。

    既存の脚本で演出したりはしないんですか?
    一宮 外部から頼まれてそこの団体が書いた脚本を演出したりする事はあります。いつかは古典をやってみたいです。例えば、利賀村のコンクールの課題で読んだ三好十郎の「胎内」。昨年の課題作品にあがっていたのですが、結局「胎内」をやる団体が選ばれていなくて。脳内ですでに面白い形が見えていただけに、とても悔しかったです。
    作品は本当に面白くて震えましたね。古い作品で敬遠される場合もあるけど、面白さは絶対あると思うので、それがわかるように提示できたらと思います。あとは別役実さんの作品もやりたいです。一度、外部の団体で、別役さんの作風を意識して60分くらいの長編を書いた事もありました。

    喜劇をしていて、喜劇だから、と特別な事はないと思います。コメディの俳優さんは、コミカルな演技をして、笑わせようとしますが、一切その必要はないと思います。ただただそこで生きてくれていれば、自然と観ている人が笑いたくなる、という事だと思います。だから自分の作品では、おかしな人が出てきておかしな振る舞いをして笑われるというよりは、常識が一歩、何かがズレていて、そこを普通に生きているから観ている人達が面白いと感じる。やっぱりそういうのが好きです。

      


  • Posted by せんがわ劇場 at 13:25Comments(0)演劇インタビュー第9回演劇コンクール