2017年01月29日
「海外戯曲リーディング」佐川リポートその1
「海外戯曲リーディング」総合演出の佐川大輔です。
これからたまに、私の視点でリポートをしていこうと思っています。
さて、まもなく初日まで2週間になりますが、各作品の美術や衣装のプランも出そろってきました。私は総合演出という立場上、各稽古場を見学しております。稽古は各チームバラバラに行っていますが、その稽古に参加し、全体を客観視できる立場として感じることは、改めて「この企画は非常に面白いなー」ということ。
というのも、「それぞれのチームが違う」からです。
例えば、F/T(フェスティバルトーキョー)など、多くの国のカンパニーが集まる演劇祭は世界にも数多くあります。
しかし、7か国の戯曲を、すべて「同じ言語でパフォーマンスする」という催しは世界的にも稀有でしょう。
そこには、「文化や社会」、「人々の抱える問題」、「戯曲の様式」、「演出家の考えるリーディングへの考え」など、多くの比較対象があります。
まさに「違いを味わう面白さ」です。
単独の各演目を見ることも勿論面白いと思いますが、ぜひ複数作品をみることで、国や文化の違い、演出の違いを比べる見方がより楽しめるのではないかと。
この「違いの面白さ」については、また機会があれば、またお話していきたいと思います。
海外戯曲リーディング特設ホームページはこちらから→
ここをクリック!
これからたまに、私の視点でリポートをしていこうと思っています。
さて、まもなく初日まで2週間になりますが、各作品の美術や衣装のプランも出そろってきました。私は総合演出という立場上、各稽古場を見学しております。稽古は各チームバラバラに行っていますが、その稽古に参加し、全体を客観視できる立場として感じることは、改めて「この企画は非常に面白いなー」ということ。
というのも、「それぞれのチームが違う」からです。
例えば、F/T(フェスティバルトーキョー)など、多くの国のカンパニーが集まる演劇祭は世界にも数多くあります。
しかし、7か国の戯曲を、すべて「同じ言語でパフォーマンスする」という催しは世界的にも稀有でしょう。
そこには、「文化や社会」、「人々の抱える問題」、「戯曲の様式」、「演出家の考えるリーディングへの考え」など、多くの比較対象があります。
まさに「違いを味わう面白さ」です。
単独の各演目を見ることも勿論面白いと思いますが、ぜひ複数作品をみることで、国や文化の違い、演出の違いを比べる見方がより楽しめるのではないかと。
この「違いの面白さ」については、また機会があれば、またお話していきたいと思います。
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2017年01月28日
【第5回せんがわピアノオーディション受賞コンサート】
出演者インタビューを行いました!
皆さんにコンサートに対する思い、聴きどころなどを伺いました♪
若きピアニストの素顔を、ぜひのぞいてみてください~♪
http://sengawagekijo.tamaliver.jp/e434732.html
平成29年2月4日(土)、5日(日)
http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/16801.html
皆さんにコンサートに対する思い、聴きどころなどを伺いました♪
若きピアニストの素顔を、ぜひのぞいてみてください~♪
http://sengawagekijo.tamaliver.jp/e434732.html
平成29年2月4日(土)、5日(日)
http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/16801.html
2017年01月27日
第5回せんがわピアノオーディション受賞コンサート 出演者インタビュー
2/4(土)、5(日)開催のせんがわピアノオーディションの出演者の皆さんに、
リハーサルでせんがわ劇場にお越しいただいた際にインタビューを実施し、メッセージを頂きました!
「第5回せんがわピアノオーディション 受賞コンサート」
平成29年2月4日(土)、5日(日)
http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/16801.html
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最優秀賞受賞 三重野奈緒さん
1.今回のプログラムの選曲の理由・聴きどころを教えてください。
プログラムの中で大きく二つ、ショパンのソナタの第2番とシューマンの謝肉祭をもってきたのですが、この二つの曲は大学に入りたての頃からずっと弾きたいなと思っていた曲です。
ショパンのソナタ第2番「葬送ソナタ」は、やっぱり葬送って名付けられているとおり、全体を通して重々しい雰囲気があって、お墓の上を吹いている風や、弔いの鐘の音、天国の安らぎを描いているように感じます。そういった風景などを感じ取っていただけたらなと思っています。私の性格があんまりネガティブではないので、最初の頃はこの曲を弾くのも入り込みにくいものがあったのですが、この「葬送ソナタ」を尊敬しているピアニストの方が心にしみる演奏をされていて、私もいつかそのような演奏が出来たらいいなと思って、今回せっかくの機会なので挑戦してみようと思いました。
シューマンの「謝肉祭」は、うってかわって、全体を通して明るい曲が多くて、私もスッと入り込みやすい曲です。長い曲ではあるのですが、色々な表情をみせてくれる曲なので、そういった部分を感じ取っていただけたらなと思っています。
2.このオーディションを受けてみて、どうでしたか?
いつもコンクールとかオーディションは、会場の雰囲気が・・・、審査員の先生方はそういった雰囲気をかもしだそうとはされていなくても、ちょっと怖いイメージがあるというか、圧迫感がある感じがあったのですが、今回のオーディションは本当に審査員の先生方や会場の皆さまが温かくてアットホームな雰囲気で、終わってからのインタビューもにこやかで。親しみのあるオーディションで、自分の想いを内に込めることなく、のびのびと演奏できました。
3.これからどんなピアニストになりたいですか?
難しいですけれど・・・やっぱりまず自分が一番音楽を楽しんでいて、そのことをお客様と共有できるピアニストでありたいなと思っています。自分が思うように弾けない時とか表現したいことが全然音になっていない時は、弾いていて自分も楽しくないし、きっとその楽しくないっていうのがお客様にも伝わって、つまらない演奏になってしまっていると思うので…。まず自分が音楽の素晴らしさを、楽譜から感じ取って、いいところをどんどん発見して、そのいいところを少しでもお伝えできるようになれたらなと思っています。
■2月4日(土)13:30開演 「三重野 奈緒 ピアノリサイタル」(最優秀賞受賞)
--------------------------------------------------------------
最優秀賞受賞 神谷悠生さん
1.今回のプログラムの選曲の理由・聴きどころを教えてください。
今回は、「オールショパンプログラム」なんですが、単純にショパンが好きだっていうのが大きな要因としてありますし、あとは、ショパンのエッセンスがより伝わる曲をチョイスしました。
特に「プレリュード」はいつか絶対弾きたいなと思っていた作品です。ひとつひとつが短いんですが、ショパンの24個の詩が連なっていて。逆に「ソナタ3番」は大きな作品ですが、ショパンが晩年、作曲の技法とか和声法とかをものすごく駆使して作られています。この二つは、ショパンの若い頃の才能あふれる作品と、晩年になって勉強をしっかりして自分はこういう作品を作るんだっていう自信にあふれた作品です。
そして「マズルカ」はショパンの心だと思います。ポーランドを身近に感じられる。特にこの4曲は、「マズルカ」の中でもかなりいろんな民族的なリズム感をより感じられる作品なんじゃないかと思います。「新エチュード」は入れようかどうしようか迷ったんですが、素敵な作品で、和声的にもすごく素晴らしい作品なので、あまり演奏される機会ってのは多くないんですけど、どうしてもやりたいなって思ったので入れました。
2.このオーディションを受けてみて、どうでしたか?
コンクールの存在は知っていたんですけど、なんの予備知識もなく受けてみたらものすごくレベルが高くて、当日はびびった面もありました、、。ただ自分が勉強したこととか作品に対するアプローチの仕方とかを一流の先生方に評価していただける機会っていうのはやはり貴重なので、それで一定の評価をしていただいたこと、先生方に聴いていただけたことは非常に自分の今後の糧になったんじゃないかなと思います。
また、リサイタルが出来るっていうのはすごく大きな魅力のひとつで、こうやって好きな作品を弾かせていただけるっていうのもすごく魅力的なので、やはり受けてみて良かったなと思います。
3.これからどんなピアニストになりたいですか?
そうですね。演奏家っていう括りに縛られず、作曲とか、指揮にも取り組んでみたいし、声楽の伴奏もやってみたいです。演奏家っていうよりは、ひとりの音楽家として生きていけたらなと思います。作品と対話できる、じっくり作品を取り組んでいけるような、そんな演奏家になりたいなと思っています。
■2月5日(日)13:30開演 「神谷 悠生 ピアノリサイタル」(最優秀賞受賞)
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優秀賞受賞 白河俊平さん
1.今回のプログラムの選曲の理由・聴きどころを教えてください。
バッハにちなんだ作品で、約一時間弱、ということをオーディションを受ける段階で決めていたので、問題は、バッハの曲の中から、どの曲を取り出して構成していくかということでした。今回は、バッハの曲でも普通にモダンピアノで弾くというところで、いろんな意味でピアニスティックにというか、ピアノという楽器の特徴や、奏者のキャラクター性が発揮されやすい曲を選んで、その中で順番を決めていきました。
聴きどころというと、まず、2曲目に弾くのがG線上のアリアという有名な曲で、元々がオーケストラの曲なわけで、それを88個の鍵盤のピアノで、どれだけ神秘的なのか荘厳な響きを、僕がせんがわ劇場で作れるかというところ。あと、一見バッハを集めてるので地味なように感じるんですけれど、パルティータの2番は、バッハの6曲あるパルティータの中でも最も、と言っていいほどに技術的に難しい曲ですし、最後はかなり華やかに演奏するので、その点を楽しんで頂けたらいいのかなと思います。
2.このオーディションを受けてみて、どうでしたか?
今年、実は2回目だったんです。やっぱりオーディションなので、すごく緊張感はあるんですけれども、先生方があの舞台にすごく迎え入れてくださっているような、そういう温かさも感じつつ、また、お客さんとの距離も近く、すごく真剣で、本当にまさにここで演奏会をする人を選ぶためにオーディションをされてるんだなと、スタッフのみなさんとか先生方の熱気を感じました。
3.これからどんなピアニストになりたいですか?
個人的に勝手に考えてることなんですけれども、今、現代において重宝されるというか、需要があるピアニストはやっぱり色んなことが出来なきゃいけないと思っていて、ソロもそうだし、伴奏もそうだし、室内楽もそうだし。僕もそれは大学に入ってからもすごく意識していて、室内楽だったり合唱の伴奏だったり、アンサンブルの経験もさせいただいています。そういう点で、ピアノならではのソロはもちろん、アンサンブルでも臨機応変に周りの人の、共演者の音楽も感じながら自分の音楽も遺憾なく発揮できるピアニストになりたいなと思っています。
■2月4日(土)18:30開演 「白河 俊平×竹澤 勇人 ジョイントリサイタル」(優秀賞受賞)
--------------------------------------------------------------
優秀賞受賞 竹澤勇人さん
1.今回のプログラムの選曲の理由・聴きどころを教えてください。
僕自身、ショパンという作曲家が、最も尊敬してる作曲家であり一番好きな作曲家なんですが、そのショパンの曲から、自分で言うのもなんですけれど(自分の)年齢が若いというのもあって、エチュードという作品を数曲並べて弾こうと思いました。ショパンは比較的若い時期に亡くなっていますけれど、彼の中期あたりに書かれたショパンの2番のソナタを並べています。2番のソナタは、子供のころから好きで、よく聴いていて憧れの曲で、ずっと大学に入ったら勉強しようと思っていた曲です。念願叶い、勉強して、すごく難しくて、何度も挫折を味わい、と、色々ありながら勉強してきた曲です。
2.このオーディションを受けてみて、どうでしたか?
これ以上ない素晴らしい企画だと思いました。というのは、終わった後に審査員の先生方と質疑応答があるって、そういう取り組みってやはりそんなにあるもんじゃなくって、ユニークというか。演奏だけじゃなくてその人間の中身を見るというか、そういう所がすごく素晴らしいなと思いました。僕の時は「一番好きな作曲家は?」って聞かれました(笑)はい、かなり違った緊張を味わいました。
3.これからどんなピアニストになりたいですか?
そうですね、単なるピアノ弾きとしてでなく、音楽家、本物の芸術家と呼ばれるような存在になりたいと思っています。そうやって社会に貢献できたらなという風に思っています。
やっぱり日本では、ヨーロッパに比べるとクラシック音楽があまり普及してないので、そういう所も少しずつ、微々たるものですけれど僕の力で広げていけたらと思います。本当にクラシック音楽は素晴らしいと思うので、この素晴らしさを世の中に少しでもまたもっと広く知らしめて行けたらと思っています。
■2月4日(土)18:30開演 「白河 俊平×竹澤 勇人 ジョイントリサイタル」(優秀賞受賞)
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皆さん、ありがとうございました!
2月4日(土)、5日(日) 彼ら、彼女たちの演奏をぜひ目の前で体験ください!
公演情報はこちら http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/16801.html
リハーサルでせんがわ劇場にお越しいただいた際にインタビューを実施し、メッセージを頂きました!
「第5回せんがわピアノオーディション 受賞コンサート」
平成29年2月4日(土)、5日(日)
http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/16801.html
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最優秀賞受賞 三重野奈緒さん
1.今回のプログラムの選曲の理由・聴きどころを教えてください。
プログラムの中で大きく二つ、ショパンのソナタの第2番とシューマンの謝肉祭をもってきたのですが、この二つの曲は大学に入りたての頃からずっと弾きたいなと思っていた曲です。
ショパンのソナタ第2番「葬送ソナタ」は、やっぱり葬送って名付けられているとおり、全体を通して重々しい雰囲気があって、お墓の上を吹いている風や、弔いの鐘の音、天国の安らぎを描いているように感じます。そういった風景などを感じ取っていただけたらなと思っています。私の性格があんまりネガティブではないので、最初の頃はこの曲を弾くのも入り込みにくいものがあったのですが、この「葬送ソナタ」を尊敬しているピアニストの方が心にしみる演奏をされていて、私もいつかそのような演奏が出来たらいいなと思って、今回せっかくの機会なので挑戦してみようと思いました。
シューマンの「謝肉祭」は、うってかわって、全体を通して明るい曲が多くて、私もスッと入り込みやすい曲です。長い曲ではあるのですが、色々な表情をみせてくれる曲なので、そういった部分を感じ取っていただけたらなと思っています。
2.このオーディションを受けてみて、どうでしたか?
いつもコンクールとかオーディションは、会場の雰囲気が・・・、審査員の先生方はそういった雰囲気をかもしだそうとはされていなくても、ちょっと怖いイメージがあるというか、圧迫感がある感じがあったのですが、今回のオーディションは本当に審査員の先生方や会場の皆さまが温かくてアットホームな雰囲気で、終わってからのインタビューもにこやかで。親しみのあるオーディションで、自分の想いを内に込めることなく、のびのびと演奏できました。
3.これからどんなピアニストになりたいですか?
難しいですけれど・・・やっぱりまず自分が一番音楽を楽しんでいて、そのことをお客様と共有できるピアニストでありたいなと思っています。自分が思うように弾けない時とか表現したいことが全然音になっていない時は、弾いていて自分も楽しくないし、きっとその楽しくないっていうのがお客様にも伝わって、つまらない演奏になってしまっていると思うので…。まず自分が音楽の素晴らしさを、楽譜から感じ取って、いいところをどんどん発見して、そのいいところを少しでもお伝えできるようになれたらなと思っています。
■2月4日(土)13:30開演 「三重野 奈緒 ピアノリサイタル」(最優秀賞受賞)
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最優秀賞受賞 神谷悠生さん
1.今回のプログラムの選曲の理由・聴きどころを教えてください。
今回は、「オールショパンプログラム」なんですが、単純にショパンが好きだっていうのが大きな要因としてありますし、あとは、ショパンのエッセンスがより伝わる曲をチョイスしました。
特に「プレリュード」はいつか絶対弾きたいなと思っていた作品です。ひとつひとつが短いんですが、ショパンの24個の詩が連なっていて。逆に「ソナタ3番」は大きな作品ですが、ショパンが晩年、作曲の技法とか和声法とかをものすごく駆使して作られています。この二つは、ショパンの若い頃の才能あふれる作品と、晩年になって勉強をしっかりして自分はこういう作品を作るんだっていう自信にあふれた作品です。
そして「マズルカ」はショパンの心だと思います。ポーランドを身近に感じられる。特にこの4曲は、「マズルカ」の中でもかなりいろんな民族的なリズム感をより感じられる作品なんじゃないかと思います。「新エチュード」は入れようかどうしようか迷ったんですが、素敵な作品で、和声的にもすごく素晴らしい作品なので、あまり演奏される機会ってのは多くないんですけど、どうしてもやりたいなって思ったので入れました。
2.このオーディションを受けてみて、どうでしたか?
コンクールの存在は知っていたんですけど、なんの予備知識もなく受けてみたらものすごくレベルが高くて、当日はびびった面もありました、、。ただ自分が勉強したこととか作品に対するアプローチの仕方とかを一流の先生方に評価していただける機会っていうのはやはり貴重なので、それで一定の評価をしていただいたこと、先生方に聴いていただけたことは非常に自分の今後の糧になったんじゃないかなと思います。
また、リサイタルが出来るっていうのはすごく大きな魅力のひとつで、こうやって好きな作品を弾かせていただけるっていうのもすごく魅力的なので、やはり受けてみて良かったなと思います。
3.これからどんなピアニストになりたいですか?
そうですね。演奏家っていう括りに縛られず、作曲とか、指揮にも取り組んでみたいし、声楽の伴奏もやってみたいです。演奏家っていうよりは、ひとりの音楽家として生きていけたらなと思います。作品と対話できる、じっくり作品を取り組んでいけるような、そんな演奏家になりたいなと思っています。
■2月5日(日)13:30開演 「神谷 悠生 ピアノリサイタル」(最優秀賞受賞)
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優秀賞受賞 白河俊平さん
1.今回のプログラムの選曲の理由・聴きどころを教えてください。
バッハにちなんだ作品で、約一時間弱、ということをオーディションを受ける段階で決めていたので、問題は、バッハの曲の中から、どの曲を取り出して構成していくかということでした。今回は、バッハの曲でも普通にモダンピアノで弾くというところで、いろんな意味でピアニスティックにというか、ピアノという楽器の特徴や、奏者のキャラクター性が発揮されやすい曲を選んで、その中で順番を決めていきました。
聴きどころというと、まず、2曲目に弾くのがG線上のアリアという有名な曲で、元々がオーケストラの曲なわけで、それを88個の鍵盤のピアノで、どれだけ神秘的なのか荘厳な響きを、僕がせんがわ劇場で作れるかというところ。あと、一見バッハを集めてるので地味なように感じるんですけれど、パルティータの2番は、バッハの6曲あるパルティータの中でも最も、と言っていいほどに技術的に難しい曲ですし、最後はかなり華やかに演奏するので、その点を楽しんで頂けたらいいのかなと思います。
2.このオーディションを受けてみて、どうでしたか?
今年、実は2回目だったんです。やっぱりオーディションなので、すごく緊張感はあるんですけれども、先生方があの舞台にすごく迎え入れてくださっているような、そういう温かさも感じつつ、また、お客さんとの距離も近く、すごく真剣で、本当にまさにここで演奏会をする人を選ぶためにオーディションをされてるんだなと、スタッフのみなさんとか先生方の熱気を感じました。
3.これからどんなピアニストになりたいですか?
個人的に勝手に考えてることなんですけれども、今、現代において重宝されるというか、需要があるピアニストはやっぱり色んなことが出来なきゃいけないと思っていて、ソロもそうだし、伴奏もそうだし、室内楽もそうだし。僕もそれは大学に入ってからもすごく意識していて、室内楽だったり合唱の伴奏だったり、アンサンブルの経験もさせいただいています。そういう点で、ピアノならではのソロはもちろん、アンサンブルでも臨機応変に周りの人の、共演者の音楽も感じながら自分の音楽も遺憾なく発揮できるピアニストになりたいなと思っています。
■2月4日(土)18:30開演 「白河 俊平×竹澤 勇人 ジョイントリサイタル」(優秀賞受賞)
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優秀賞受賞 竹澤勇人さん
1.今回のプログラムの選曲の理由・聴きどころを教えてください。
僕自身、ショパンという作曲家が、最も尊敬してる作曲家であり一番好きな作曲家なんですが、そのショパンの曲から、自分で言うのもなんですけれど(自分の)年齢が若いというのもあって、エチュードという作品を数曲並べて弾こうと思いました。ショパンは比較的若い時期に亡くなっていますけれど、彼の中期あたりに書かれたショパンの2番のソナタを並べています。2番のソナタは、子供のころから好きで、よく聴いていて憧れの曲で、ずっと大学に入ったら勉強しようと思っていた曲です。念願叶い、勉強して、すごく難しくて、何度も挫折を味わい、と、色々ありながら勉強してきた曲です。
2.このオーディションを受けてみて、どうでしたか?
これ以上ない素晴らしい企画だと思いました。というのは、終わった後に審査員の先生方と質疑応答があるって、そういう取り組みってやはりそんなにあるもんじゃなくって、ユニークというか。演奏だけじゃなくてその人間の中身を見るというか、そういう所がすごく素晴らしいなと思いました。僕の時は「一番好きな作曲家は?」って聞かれました(笑)はい、かなり違った緊張を味わいました。
3.これからどんなピアニストになりたいですか?
そうですね、単なるピアノ弾きとしてでなく、音楽家、本物の芸術家と呼ばれるような存在になりたいと思っています。そうやって社会に貢献できたらなという風に思っています。
やっぱり日本では、ヨーロッパに比べるとクラシック音楽があまり普及してないので、そういう所も少しずつ、微々たるものですけれど僕の力で広げていけたらと思います。本当にクラシック音楽は素晴らしいと思うので、この素晴らしさを世の中に少しでもまたもっと広く知らしめて行けたらと思っています。
■2月4日(土)18:30開演 「白河 俊平×竹澤 勇人 ジョイントリサイタル」(優秀賞受賞)
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皆さん、ありがとうございました!
2月4日(土)、5日(日) 彼ら、彼女たちの演奏をぜひ目の前で体験ください!
公演情報はこちら http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/16801.html
2017年01月26日
2017年01月13日
本日の「アルゼンチン特別企画」開始時間変更について
本日18:45開始予定の、せんがわシアター121vol.10 海外戯曲リーディング フリンジ特別企画
「アルゼンチンの文化的アイデンティティと今日の演劇について」
は、16:41頃、京王線つつじヶ丘駅構内で起きた人身事故による京王線の運転見合わせと遅れを受け、
開始時間を下記の通り変更いたします。
18:45開始→19:30開始
アルゼンチン料理の試食および受付開始時間、18:15は変更ございません。
講演開始時間までのひと時を、ごゆっくりお過ごしください。
「アルゼンチンの文化的アイデンティティと今日の演劇について」
は、16:41頃、京王線つつじヶ丘駅構内で起きた人身事故による京王線の運転見合わせと遅れを受け、
開始時間を下記の通り変更いたします。
18:45開始→19:30開始
アルゼンチン料理の試食および受付開始時間、18:15は変更ございません。
講演開始時間までのひと時を、ごゆっくりお過ごしください。
2017年01月10日
【海外戯曲リーディング】
WEBサイト「エンタ魂(マブイ)」(角川アップリンク ザテレビジョン情報部・沖縄)に、
「いつも同じ問題」「セブン・メニュー」出演の吉野容臣さんが取り上げられました!
ぜひご覧ください!
ここをクリック
「いつも同じ問題」「セブン・メニュー」出演の吉野容臣さんが取り上げられました!
ぜひご覧ください!
ここをクリック
2017年01月04日
【新年明けましておめでとうございます!】
新年明けましておめでとうございます!
旧年中はたくさんの皆さまにお世話になり、誠にありがとうございました。
2017年春、せんがわ劇場がプロデュースするプログラムとしましては、
1/8(日)サンデー・マティネ・コンサートVol.172、1/9(祝)おらほ亭せんがわ落語会にはじまり、
2月には、せんがわピアノオーディション受賞コンサート、そして、せんがわシアター121Vol.10「海外戯曲リーディング」と続きます。
3月にはサンデー・マティネ・コンサートプラスも予定しております。
ワークショップや講座、アウトリーチなども開催いたします。
また、せんがわ劇場を会場とする公演、コンサート、イベントも多数上演されます。
本年も、たくさんの皆さまにご来場いただき、観ること、聴くこと、演ること、参加することを楽しんでいただける「文化発信基地」として、
努力してまいります!
本年も、せんがわ劇場をどうぞよろしくお願い申し上げます。
旧年中はたくさんの皆さまにお世話になり、誠にありがとうございました。
2017年春、せんがわ劇場がプロデュースするプログラムとしましては、
1/8(日)サンデー・マティネ・コンサートVol.172、1/9(祝)おらほ亭せんがわ落語会にはじまり、
2月には、せんがわピアノオーディション受賞コンサート、そして、せんがわシアター121Vol.10「海外戯曲リーディング」と続きます。
3月にはサンデー・マティネ・コンサートプラスも予定しております。
ワークショップや講座、アウトリーチなども開催いたします。
また、せんがわ劇場を会場とする公演、コンサート、イベントも多数上演されます。
本年も、たくさんの皆さまにご来場いただき、観ること、聴くこと、演ること、参加することを楽しんでいただける「文化発信基地」として、
努力してまいります!
本年も、せんがわ劇場をどうぞよろしくお願い申し上げます。