海外戯曲リーディング フリンジ企画  ちょっと変わった朗読会「ニャアドックvol.3」レポート

せんがわ劇場

2016年09月08日 17:58


次世代芸術家グループの櫻井拓見です。
海外戯曲リーディング フリンジ企画「ニャアドック」の進行をつとめさせていただいています。

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ちょっと変わった朗読会「ニャアドックvol.3」レポート
9/6(火)18:30~21:00開催@調布市・東部公民館 和室

今回の参加者は9名。
リピーター参加の方が少しずつ増えてきており、嬉しいです!

毎回恒例となっているお菓子、この日は「プラムの鉄板焼き(ケーキ)」でした!
お茶を飲んで寛ぎつつ、今回もまったりと進行しました。

個人的な思い入れの詰まった絵本や、ピーターラビットのちょっとシュールなお話、「トースターを原材料から自力で作る」という奇想天外な話、
また、別の方の紹介によって、ニャアドックには二回目の登場となった蒲松齢の「聊斎志異」には聞いているみんながドキリとし、戦後すぐに翻訳されたシェイクスピア戯曲の翻訳の妙には、うならされました。



それぞれの前に貼ってある「自分の名前」もみんな個性的!


今回特に感じたことは、
読まれている様々な文章と同様、
みなさんそれぞれに独自の声や読み方を持っているという当たり前のことです。
すごく読み慣れていらっしゃる方が音読するのを聞くときの心地よさとはまた別に、
はじめてその文章を声に出すという方の読まれ方に引き込まれることも多々あったりするのです。




今回も参加者のみなさま、ありがとうございました!!
次回の「ニャアドック」は、11/15(火)18:30~21:00を予定しています。




引き続き、せんがわ劇場をよろしくお願いいたします。

【9/6のニャアドックで朗読された文章のリスト】

(自分で読んだもの)

●「大きな木のおくりもの」(アルビン・トレッセルト/アンリ・ソレンセン)
●「<市田京美インタビュー>(ピナ・バウシュについて)」
●「聊斎志異」(蒲松齢)
●「パイがふたつあったおはなし」(ビアトリクス・ポター)
●「ゼロからトースターを作ってみた結果」(トーマス・トウェイツ/村井理子訳)
●「アリクについて」(カレル・チャペック)(「ファイン/キュート」高原英理編より)
●「ロミオとジュリエット」(W・シェイクスピア/松岡和子訳)
●「マクベス」(W・シェイクスピア/三神勲訳)

(他の人に読んでもらったもの)

●「チャリング・クロス街84番地」(ヘレーン・ハンフ)
●「森は生きている」(サムイル・マルシャーク)
●「声」(ジャン・コクトー)
●「風と共に去りぬ」(マーガレット・ミッチェル)
●「パレスチナ」(広河隆一)
●「ジキルとハイド」(ロバート・L・スティーブンソン)


※海外戯曲リーディング フリンジ企画についてや、これまでのニャアドックについては、以下のリンクをご覧ください。

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