コンクール直前インタビュー!(5)開幕ペナントレース

せんがわ劇場

2016年07月10日 11:38

第7回せんがわ劇場演劇コンクール出場団体のみなさんにお聞きした、直前インタビュー!観劇の前後にぜひご覧ください!


Q:
開幕ペナントレースの成り立ち


村井:
山の手事情社の研修生の同期が集まってしました。当初は即興稽古とかしてたんですけど、参加していた一人の女の子が劇場を抑えるんです。で、公演をするからには演出は誰がやるんだ?となって、たまたま僕が演出してみたのがきっかけになりました。その後は、男だけの集団になり、「パフォーマンスとは、破壊力だ」という現在のスタイルになるんです。
今となっては、こういうのやろうぜって提案すると、どんどんシーンが出来上がっていくんですけど、旗揚げ公演の頃は、よく喧嘩してましたね(笑)
そんなこんなで、結成10年目になりました。



Q:
これまでの活動について


村井:
旗揚げ公演を見てくださったある方から、「海外に行け。との助言を受けまして、思いきってニューヨークで公演する事にしたんです。
それをきっかけに、沖縄のフェスに呼んでいただいたり、フランスで1ヶ月間公演をすることになりました。
フランス公演を観に来ていたチュニジアのフェスティバル・ディレクターの方が呼んでくださり、チュニジアで公演をうつ事ができました。
この前は、タイ公演に行ってきました。
タイはトイレで使用したトイレットペーパーは流さないんです。水洗環境が本当に悪くて。拭いたら、流さないで、ゴミ箱。
でも、ぼくは嫌だから流してみるんですけど、案の定必ず詰まるんです。
ロミオ&トイレットっていう作品があるんですけど、トイレットペーパーを使用した後に水洗するシーンがあるんです。でもタイだと公演できないですよね(笑)
あとクラッカーを口でバンってやるんですけど、タイはクラッカーの発想がないから、蕎麦を食ってるんじゃないかって思われて。
そういう細かい下調べをしきれない、何かが必ず出てきますね。


Q:
演劇コンクールへの参加動機は?


村井:
今後は海外を拠点にやっていこうと思ってたんですけど、日本での居場所っていうのが欲しいなって思ったんです。フランスやチュニジアでは小学生とかも爆笑なんです。日本でも、演劇とかどうなの?って思ってる人ほど面白がってくれると嬉しいです。なので、地域の中学生とかにも、観てもらえたらなって思ってます。


Q:
今回の作品について


村井:
今までは、面白ければいいでしょと思っていた所が少しあったんですけど、今回の作品に関しては、台本とかをちゃんと考えてるつもりで実は、テキストにこだわっています。


Q:
今後の展望について


村井:
まずは海外でも通用することですね。あと、自分達の世界観を若い人達にごり押ししたいですね(笑)。今せんがわ劇場がやってるアウトリーチとかもやってみたいなっていう興味があります。
あ、若い世代には、ごり押しだけじゃなくて、批評もされたいです。


(インタビュー:次世代芸術家グループ企画運営部 桒原秀一)





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