第4回せんがわピアノオーディション受賞コンサート 終演後インタビュー(2)

せんがわ劇場

2015年12月19日 20:05


第4回せんがわピアノオーディション受賞コンサート インタビューのパート2は、1時間半に及ぶソロリサイタルを終えたばかりの早坂忠明さんと、演奏を見守った選考委員長の高橋多佳子さん、選考委員の下田幸二さんのお話です。

どうぞご覧ください!
早坂忠明さん


―お疲れ様でした。さて、コンサートのごあいさつの中で、こんなに長いコンサートをするのは初めてとおっしゃっていましたが、弾き終えて率直な感想をお願いします。

早坂 率直に…(しばし考えて)あの、楽しかったです、弾いていて。実際には、体力的にも大変なプログラムだったので、始まる前も、昨日も一昨日も、弾いているときも「どうなるのかな」というのが素直な気持ちだったんですけれど、お客さまもとても温かい感じで聴いてくださっていて、拍手も沢山していただいて、本当に楽しめたステージだったなと思いました。
本当に、今日はこういう機会をいただけて、本当に良かったなと思います。

―この劇場は、一般のコンサートホールに比べると残響が少なめですが、こうした点は気になったりしましたか?

早坂  確かに、普通のコンサートホールに比べると少ないですけれど、思ったよりも響き自体はあって弾きやすかったです。それに、アットホームな空間という感じもあって、ちょうどいいのかなと思いました。特に今日は、オーディションやリハーサルの時に比べてもとても弾きやすくて、調整して下さった方に感謝したいと思います。

―では、楽しくリサイタルデビューしていただけたでしょうか?だとしたら私たちもうれしいです。

早坂 はい、それが本当に率直な感想ですね。

―ありがとうございました!



終演後のロビーには、リサイタルを終えたばかりの早坂さんと、観客として聴いていた大井さんと木邨さん、そして高橋多佳子さんと下田幸二さんの姿が。


早坂さんのリサイタル後に談笑する、出演者の皆さんと高橋さん、下田さん




高橋多佳子さん、下田幸二さん

ジョイントリサイタルは、残念ながらお仕事でいらっしゃれませんでしたが、ソロリサイタルでは、冒頭に出演してお話しして下さった高橋多佳子さん。終演後、出演者の皆さんと笑顔で語らっていらした高橋さんと下田さんのお二人に、リサイタルの感想を伺いました。

高橋 今日は非常に残念ながら、14時からの部が聴けなかったのですが、夜の部の早坂さんの立派な、本当に立派なリサイタルを聴くことができて、このオーディションをやってきてよかったと改めて思いました。
将来が楽しみですね。歌心もあって、テクニカルで、構成力もあるという…非常に素晴らしい音楽家になるだろうと思います。
内村さん、大井さん、木邨さんのこれからも、とても楽しみです。

下田 夜の早坂さんのリサイタルを聴きました。
昼の内村さん、大井さん、木邨さんは私も本番で聴けなかったのですが、オーディションのとき3人とも本当に素晴らしかったので、安心していました。今いろいろな人から話をうかがっても、立派な演奏をしてくれたそうですね。
リサイタルは大変です。15分弾くのと30分弾くのと1時間以上弾くのでは、まったく違いますから。
それをあれだけのクオリティでやり遂げたというのはとても立派なことで、それを仙川の地でみなさんに聴いていただけてよかったと思います。



皆さんで記念撮影!すてきな笑顔ですね。


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