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2019年01月13日

サンデー・マティネ・コンサートvol.208

<瀧廉太郎へのオマージュ>

【出演】
松井康司(お話・バリトン)
紀野洋孝(テノール)
藤原伊央里(ピアノ)
桐朋学園芸術短大声楽アンサンブル


新年最初のサンマチは、日本が誇る作曲家、瀧廉太郎を取り上げました。
寒い中、たくさんのお客さまにお越しいただき、ありがとうございました!
 
明治の時代、西洋の音楽を真摯に学び、それを自身の作曲で活かす試みをしつつ、
子どもたちが楽しく歌える歌を作り、あっという間にこの世を去ってしまった瀧廉太郎。

松井先生からはたくさんのエピソードが語られ、止まらないほどでした。
 
たとえば「花」が、実は四季折々の組曲になっていたこと、皆さんご存知でしたか?
組曲「四季」の春が「花」で、その後「納涼」「月」「雪」と続くのです。
「月」や「雪」は、教会の聖歌のような雰囲気で、
瀧廉太郎という人は、こんな曲も作っていたのか!と、その幅広さにびっくりしました。
組曲としてはめったに演奏される機会がなく、
今日初めてお聴きになった方も多かったのではないでしょうか。
 
それにしても、あれほど輝かしい才能を持ち、将来を嘱望されていた瀧廉太郎が、
23歳という若さで病に倒れ、死の間際に創った遺作「憾(うらみ)」は、
彼の無念や怒り、音楽への情熱、あらゆる想いがあふれるような曲です。
タイトルを見るだけでも心が痛みます……。


ピアノ曲、ソロ、合唱など、贅沢にいろんな編成でお楽しみいただきました。
終演後のインタビューは、松井康司先生(お話・バリトン)、紀野洋孝さん(テノール)、藤原伊央里さん(ピアノ)にお願いしました。
ぜひご覧ください!


公演詳細ページはこちらからどうぞ→ここをクリック