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2017年02月14日

「海外戯曲リーディング」佐川リポートその7

佐川リポートその7。明日から開幕する2nd Week!
プログラムEのアルゼンチンの「悲しい心はどこへ行く」

「悲しい心はどこへ行く」は、アルゼンチンのシンシア・エドゥルさんの作。彼女は、アルゼンチンのみならず、世界中の劇作家を繋ぐ活動も行っている南米演劇界の若きリーダーです。アルゼンチンの休日の過ごし方と言えば、家族や親戚とバーベキューパーティが定番だそうですが、この戯曲も、休日の「家族」のお話です。

父が不在のある一家。久しぶりに集まった一家は、思い出のビーチへ。かつて、父や親戚たちと賑やかに過ごした昔を懐かしむ母だが、その記憶は子ども達と共有することはどうも難しいようで・・・。と、「悲しい心はどこへ行く」というタイトルのように、少し複雑な家庭を描いた戯曲です。

演出は、俳優としても傑出した技術をお持ちの花組芝居の加納幸和さん。俳優出身だけあり、非常に的確な演技指導を、ユーモアを交えて行われるので、稽古場は楽しい雰囲気に包まれます。また、何気ないセリフを立体化し、ダイナミックなやり取りにしていく演出力に加え、加納さんは普段「女形」もやっているので、女性の繊細さ、ずるさなどを引き出す技は白眉。出演俳優さんも、夢の遊眠社、第三舞台、宝塚歌劇団など、有名劇団出身の実力派がそろっています。

今回扱っている7地域の中で、日本から最も遠いのがアルゼンチン。そんな地球の裏側「アルゼンチンの家族」を、私たちに身近に感じるよう加納さんは演出してますので、ご注目ください。






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