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2016年09月10日

受賞者インタビュー(2) 開幕ペナントレース・村井雄さん(演出賞)

―コンクールが終わってから、少し日が経ちましたが、お忙しかったですか。(インタビューは7月末に行われました)

村井 9月に外部演出公演があって(※)その準備に追われています(笑)
※第一弾東京夏の陣「イエドロ落語2016」村井雄演出バージョン9/2(金) ~9/7(水)

―そうだったんですか。まずは、演出賞おめでとうございます。お気持ちはいかがですか。

村井 コンクール実行委員・運営スタッフの皆さんには作品の上演に向けて、きめ細やかに取り組んで貰えたことに感動しました。演劇を愛するスタッフが揃っている劇場だなって実感できて、よい機会でした。その意味では、演出賞は個人賞ではありますが、開幕ペナントレースのキャスト・スタッフに加え、コンクール実行委員・運営スタッフのみなさんと一緒に頂いた賞だと思っています。実際、みなさんの方が僕よりも喜んでくれていたと感じました(笑)とても感謝しています。



―こうしたコンクールはもう何回も出ていらっしゃるのですか?

村井 いくつか出たことはあります。

―お伺いしたところ国内だけではなく海外でもやっていらっしゃるということなんですが、大体どのぐらい上演なさったんですか?

村井 まず、2009年にニューヨークで上演しました。実はそれ以降、国内での活動の機会が増えて、国内公演の方で充実してきたので、ちょっと(海外公演は)遠ざかっていたんです。けれど、昨年の2015年にフランス、チュニジア、タイと、1年間で3カ国行くことができました。




―皆さんは1年中、常に公演をし続けるという形が定着しているんですね。

村井 舞台に上がる回数は多いほうがいいなと思っています。(海外公演では)お客さんも当然に海外の人なので、僕も、演出家としての着想ももちろんですが、役者陣も鍛えられた1年でした。

―今回受賞された作品はもう何年目くらいですか?

村井 1年間、海外を回りまして今年、2年目に入ったところです。

―ニューヨークでの評価が高かったとお聞きしましたが、パフォーマンス的な形のスタイルは、初めからですか?

村井 僕の中ではドラマを追求しているので、スタイルにこだわりは無いつもりです。ご質問のスタイルに関して言えば、自分の劇団でやるとああなりますけど、集まったメンバーによるところも多いと思うんです。いずれにせよ、うちのメンバーではああいうスタイルになります。当初からそうでした。今後もそうであるかと言えば、わかりません。変わりたいという気持ちもあります(笑)

―講評で、「猿の惑星」や「ミクロの決死圏」との関連性について言及がありましたが、狙いはあったんでしょうか。

村井 もともとこの作品はサルトルの「出口なし」をベースに、フランスでやると決まった時に決めたものです。
サルトルを読み込めば読み込むほど、今おっしゃったような作品との関連性も色濃く見えてきて、むしろそこを避ける必要もないなとは思いました。実に微妙ですが、意図的に狙っている部分もあります。それらの作品群に慣れ親しんでるお客さんがピンと来てくれているということでしょうか。そればかりが僕の作品のメッセージではありませんけど。

開幕ペナントレース

―せんがわ劇場のコンクールをはじめ聞いたときのイメージと、実際に出場した時のイメージと違いましたか?

村井 イメージ通りで、イメージよりも良かったという感じです。「グランプリだけじゃない」とか「劇場から発信」するみたいなことを謳われていたのは、その通りだったと思いますし、さっきお話した通り、作品を上演するということを大切にしてくれていると思います。

―これからせんがわ劇場のいろんな事業があるんですけれども、どういったところで参加していきたいと思いますか。

村井 せんがわ劇場でさまざまな作品発表をしたいというのが大前提なんですが、それ以外で自分たちではなかなかやれないことで言えば、アウトリーチ活動だと思います。色々お話を伺うと、興味があります。

―今せんがわ劇場では、若手の芸術家のみなさんがいろんな事業に参加しています。ご一緒できたら嬉しいです。最後に、今後の活動をお聞かせください。

村井 秋に韓国公演が決まっています。また、年明けに国内で新作公演を予定しています。

―ぜひせんがわ劇場でもやっていただきたいと思います。

村井 ぜひよろしくお願いいたします。




■開幕ペナントレース http://kaimakup.com/ https://www.facebook.com/kaimakup
次回公演
2016年秋 韓国公演
2017年2月 新作公演

写真撮影:Koji Ota

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