調布市 せんがわ劇場ブログ

今年度で第7回を数える、せんがわ劇場演劇コンクール。
グランプリがすべてじゃない。ちょっと変わったコンクール。
というキャッチコピーを不思議に思った方もいらっしゃると思います。

このコピー、実は、けっこうな時間をかけて考えました。
せんがわ劇場の演劇コンクールがどんなものなのか、すこしでも関心を持っていただきたくて。

せんがわ劇場では、このコンクールを「育成支援プログラムの出発点」であり、
才能豊かなみなさんとの「出会いの場」と考えています。
本選2日目の授賞式は、このコンクールのゴールではないのです。

たしかに、本選の結果は出ます。
劇場無料使用権が獲得できるのは、たった2団体です。
ですが、これで終わりではないことを、むしろスタートであることを、ぜひ感じていただきたいと思っています。
実際、過去のコンクールで受賞を逃したものの、劇場事業に関わり、自身の演劇活動の一部として活躍している方たちがたくさんいらっしゃいます。

こうしたコンクール出身者を中心としたみなさんが、今年度から、せんがわ劇場の
『次世代芸術家グループ』
という名前で活動することになりました。
これからこの劇場ブログにも、市民サポーターの方と同じく、登場する機会がたくさんあると思います。どうぞお楽しみに！
（「次世代芸術家グループの詳細については、劇場ホームページに後日掲載します。）

さて、今回はその一人である柏木俊彦さんから、コンクール1次審査の模様のレポートが届きましたのでご覧ください！

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2016年度4月。
新しい年度を迎えました。
さっそくですが、そのラインナップのひとつ。
第7回「せんがわ劇場演劇コンクール」第一次審査（応募書類とビデオ審査）が、専門審査員5名により、4月上旬に行われました。


専門審査員（左より 末永明彦、天野眞由美、菊地准、徳永京子、伊藤キム）※敬称略


「せんがわ劇場演劇コンクール」は、年々応募団体が増えてきました。
第7回の今回は、30団体もの応募がありました。
審査方法や審査基準は、残念ながら明かせませんが・・・
発表は、4月15日（金）せんがわ劇場HPにて。

市民審査員は、まだまだ募集中です！
『選ぶ責任感が　観る楽しみを倍増させる』
（募集詳細はこちら）　第7回せんがわ劇場演劇コンクール市民審査員募集！




【所感】
『グランプリがすべてじゃない』と、第7回演劇コンクールのキャッチコピーを打ち出し、ファイナリスト（6団体）の「育成支援プログラムの出発点」と明示したのは、調布市せんがわ劇場の新たな試みであり、次の歩みへの意気込みです。
そして、応募団体が増えた！という事実には、興味を持っていただく方が増えた結果と素直に喜んでおります。

また、今回の応募団体の特徴として興味深かったのは、コンクール上演作品のユニークなプランだけでなく、アウトリーチ事業へ参加意欲や地域連携を打ち出す団体など、多角的視点で記載された応募書類が多かったことです。

専門審査員の皆さまには、真摯に向きあっていただいたと感じています。
ありがとうございます。
まずは、第1歩。
引き続き、せんがわ劇場演劇コンクールをよろしくお願い致します。


（文責）
次世代芸術家グループ企画運営部／コンクール制作助手：柏木俊彦

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このコンクールの趣旨について、より興味を持ってくださった方は、
参加団体募集の詳細ページをご覧ください！→ここをクリック！