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Posted by たまりば運営事務局 at

2018年07月08日

演劇コンクール・稽古場情報!!! 【コトリ会議】

ただいまコンクールに向けて絶賛稽古中!の、第9回せんがわ劇場演劇コンクール出場団体の皆さんにアンケートをお願いしました。コンクールの先輩でもある運営スタッフ(次世代芸術家グループ)からのスペシャルクエスチョンも加えた全7問、どんな答えが返ってきたのでしょうか?
全6団体、順不同でお届けします。

今回は、桒原秀一さんから、代表の要小飴さんへの質問です。どうぞご覧ください!




「劇団の成り立ち」を教えてください。


2007年4月今はいない人達と山本正典がバラバラの出自ながらちゃんと演劇活動をするために結成。旗揚げ公演は既製台本だったが、2回目以降は主に山本が作・演出を務めることになりました。

活動について聞かせてください。


2010年にシアトリカル應典院演劇祭「space×drama2010」優秀劇団に選ばれて、順調にスターダムに登るかと思いきや元来の性質からか比較的ひっそりと活動してました。
2011年に上演した『桃の花を飾る』が翌年、震災後の仙台で地元の若手演劇人によって上演されることになりました。それでもそんなに話題にはならないのですが、色々な短編イベントなどには呼ばれて知り合った宮城と愛知の3劇団協働で5都市を巡る「対ゲキツアー」に参加しました。
このツアーが話題を読んで単独での初めてのツアー公演をいきなり5カ所をまわることになりました。最近はツアーか劇場空間外での活動が主になってきました。


せんがわ劇場演劇コンクール参加の動機はなんですか?


せんがわ劇場は地元に根ざしながらも広く門戸が開かれていることが公共施設として魅力的に思っていました。
コトリ会議は自分たちでも最新鋭のアートでもなく、エンターテインメントに特化していない中庸な作品だと思っていますが、戯曲に書かれる詩的でテンポやリズムを基軸に作品をつくっています。また、内容としては森羅万象の命を優しく見つめる一方で、重くなく飄々と楽しめるものです。
せんがわ劇場演劇コンクールでは、この創作方法がどれほど価値があるかを、まだコトリ会議を観たことのない市民審査員の方や、バラエティに富んだジャンルの専門審査員の方に観ていただきあらゆる視点から評される機会を得られればと思い、参加しました。


今回上演する作品の見どころは?


目新しいことは何もない語りつくされてきた地球滅亡の可能性の一つを取り上げて、目新しいことは何もない大切な人と過ごす時間の大切なひとときを大切に思いながら、大切に上演したいと思います。


コンクール後の展望をお聞かせください。


今年は9月に神戸アートビレッジセンターにてイベントに参加、11月には伊丹市立演劇ホールAI・HALLの企画「現代演劇レトロスペクティヴ」に参加します。
2018年に公演をした3都市と、これからの仙川、神戸、伊丹と各地域にちょっとずつ根ざし、その場でつくれるもの、その場で会える人との繋がりで作品をつくってみたいと思っています。




スペシャルクエスチョン・桒原からの質問(1)
「今回の作品を創作するに至ったきっかけはなんですか?」


地球が滅ぶくらいでないと、大切な人のありがたみがわからないと思ったからです。


スペシャルクエスチョン・桒原からの質問(2)
「最後にPRを自由にお願いします!」



今まで作品を披露してきた劇場で、一番大きなところです。
なるだけ声を張ってみますが、観劇してくださる皆さんのやわらかな耳たぶが私たちの命綱です。よろしくお願いします。


【感想】
言葉の端々にワクワクしてしまうと言いますか。果たしてどのような感覚を持っている集団なのか?とても気になっております。例えば、Q6の回答にある『地球が滅ぶぐらいでないと、大切な人のありがたみがわからない』こういう言葉の持っている心を、皆さんと共に感じていきたいと思います。

( せんがわ劇場演劇コンクール運営スタッフ・桒原秀一)


第9回 せんがわ劇場 演劇コンクール
7/14(土) 13:30
コトリ会議 『チラ美のスカート』
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